2021年10月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

ウメダス内検索

  • ウメダス内検索

カテゴリー「通訳あれこれ」の記事

2021年9月 8日 (水)

手話通訳の試験対策

今月の下旬に手話通訳士の実技試験がありますね。

ウメが手話通訳士試験に合格したのは2006年度で、もう15年が経ちます。手話通訳士の人数も4,000人を超えて増えてきていますがほとんどが女性、しかも高齢化も進んでいて、実際に活動できている人がそれほど多くない状況。ありがたいことに電話リレーサービスが公的サービスになったりと手話通訳に関するニーズは増えているようですが、それを担う手話通訳者の育成はあまり進んでいないような気がします。

さらに手話通訳の現任者の資質向上もなかなか進んでいない状況です。自分がどうかと言われるとおこがましいのですが、様々なニーズや専門分野に対応する手話通訳の現場に対応する通訳者がどれだけいるか…記者会見の通訳だけでも見ると同じ顔ぶれですね。本当にこの状態で良いのでしょうか。

で、そんな中でこれから試験を受けられる方。試験対策の勉強はもちろん必要ですし、試験に合格しないと活動はできないのはそうなのですが、試験はあくまで試験。現場によっては試験の手話では通じないことが多いです。知っている手話だから、覚えた手話だから…ではなく、様々なパターンがあることを想定して試験に臨んでください。まずはカメラ慣れ、録音慣れをするのが一番です。嫌だと思いますがスマホで手軽にできるので自分の手話通訳を録音・録画して見返す(見てもらう)のが良いと思います。

そして試験対策としては1つの文(動画)をじっくりよりも多くの題材に触れた方がいいと思います。実際の通訳現場には「聞いたことがある話」などはほとんどなく初見・初聞きですからね(原稿や資料をいただけることがあるとは言え)。そのとっさの翻訳力、手話力、日本語力が問われます。

試験と現場は違うのですが、応用は利きます。まずは基本を抑えて試験に合格してたくさんの現場を経験して技術を磨けるようになればいいですね。それはウメもそうなのですが…。だからこそ、ろう者もただ「下手だ」と言うだけでなく、何がダメだったのかを具体的に本人に届くように、前に向くようなアドバイスをしていただきたいと思います。

2021年8月23日 (月)

三重研修 その3

やっと研修の話題…ではなくてまずはホテルです(前泊したので)。

職場の上司お勧めのホテルはかなり高くて断念。1泊5,000円のホテルにしました。

Miehotel1 Miehotel2
スタンダードなビジネスホテル。朝食も付いて5,000円はお安かったですね。ベッドサイドにコンセントとUSB端子が1つずつあるのはポイントが高い。Wi-Fiの速度もまぁまぁでございます。

Miehotel3
景色はこんな感じでした。よく晴れていましたね。

Tsu3
ホテルの朝食もガッツリいただきました…野菜がない汗。

で、研修なのですが、近畿から静岡当たりまで約30名で開催されました。関東からはウメだけだったような気がします。

全日本ろうあ連盟の理事、日本手話通訳士協会の理事の方からの基礎知識、そして政見放送とは何ぞやという理論・理念みたいなもの、そして午後は実技です。過去に実際に放送された政見放送を使ってペアを組んでお互い表現し合うというもの。2017年の選挙時のものを題材にされていました。もちろん感染対策はバッチリ。フェイスシールドも用意していただきました。

最近では多い対話式の政見放送。一番肝心なのは速さについていき、かつ話し手の言いたいことをそのまま(手話に翻訳して)伝えるということ。まぁこれはどの手話通訳の現場でも言えることなのですが、政見放送はやはりきこえない人の参政権を守るためにしっかりやらないといけません。しかも手話通訳のせいで撮り直しはできませんしね。

講師から直にご指導いただくこともできました。ウメの場合は口角が上がってしまい強い主張が弱く見えてしまうところ、身体が少しブレてしまっていることを指摘いただきました。そう、自分でも分かっている癖なのですが、なかなか直りません…。あとは選挙でよく使われる最新の表現や政治用語をどう表出するか…今後自分が政見放送を担当することがあるかも知れませんので、意識したいと思います。

1日で研修は終了しましたが、普段は2日間なんですよね。確かにみっちりやった方がいい種類の研修だと思います。

2021年5月 5日 (水)

年会費のお支払い

Nenkaihi
年度が変わるといろいろな団体の年会費のお支払いの時期になりますね。

ウメも埼玉県手話通訳問題研究会(埼通研⇒全通研)、日本手話通訳士協会は継続会員になるので、お支払いして来ました。埼通研が年間1万円、士協会が年間7千円…収入が減っている中でのこの年会費は痛いですが、手話通訳活動を続けていくには仕方がないですね。いやいや、「仕方がない」で支払っていてはいけないのですが、年に1回とは言えなかなかの大金です(パソコンや家電にはすぐ支払うくせに)。

最近では通研も士協会もあまり活動ができておらず、会費を払うだけになってしまっている節がありますが、また機会があればお役に立てる機会があるかな…と思っています。まだコロナ禍が続くので団体の一員として何ができるのか、というのは難しいところがありますが…。

あと何か支払い忘れていたもの…絶対ありそうな気がするんですよね。

2021年3月 4日 (木)

SODAフェスティバルの通訳をしました

ウメダスをご覧いただいている方ならもう知っているかも知れませんが、ろう者のきょうだい「SODA」の会が先月にチャリティーTシャツの会社さんとコラボしていたのですが、ウメも手話通訳として協力させてもらいました。

⑤たたみSODAと家族の50年、※手話はできません!キコエナイ妹と親、互いのパートナーとの会話は?カンガエルー×SODA Tシャツチャリティ【終了&お礼】、字幕・手話通訳



ウメはSODAとしての活動を全面に押し出している訳ではありませんが、このたたみさんのお話はとても共感できましたし、ウメが今の仕事をして手話通訳活動をしているのは聞こえない弟がいたからであることに間違いはないですしね。

ただ自分の手話通訳がちょっと本調子じゃなかったのが悔しいです…いや、クセが思いっきりでてしまったなぁと。改めて見返すとあそこが見えにくかったとか、いろいろ反省点が残ります…ですが、後悔ばかりしていても仕方がない。次に生かすしかないので、反省材料として皆さまお使いください。というか、ウメの手話通訳はともかく、たたみさんの話を聞いてみてください。

SODAといってもいろんな方がいますし、ひとくくりにする必要はないと思っていますが、やはり境遇が似ているんだなぁと思います。ちなみにチャリティー期間は終わってしまっているのですが、このようなチャリティーでした。

聞こえない兄弟姉妹がいる「SODA(聞こえるきょうだい)」の立場から、「"対等"な関係」を社会に発信〜聞こえないきょうだいをもつSODAソーダの会 | JAMMIN(ジャミン) -

たたみさんの心境をまとめた記事もご紹介しておきますね。

聞こえないきょうだいと育つということ ~聞こえるきょうだい=SODAソーダが考える「親あるうちに」~ | 障害者のきょうだい(兄弟姉妹)のためのサイト Sibkoto シブコト -

また何か機会があればご協力させていただきたいと思います。

2021年2月12日 (金)

無駄に声を張ってしまう

ウメの読み取りのクセです。特にオンライン会議の時にそのクセは発揮されるのですが、
・無駄に声を張ってしまう(何だかうわずった声のようにきこえる)
・言葉遣いがところどころバカ丁寧になってしまう

オフィシャルなオンライン会議だったりすると特にその傾向が見られるのですが、オンライン上の相手にしっかり声を届けようと思ってなんだか声を張り上げてしまうのです。自覚はあって直そうと思うのですが、なんだか張っちゃうんです。もともと声は大きい方なので、そんなに張らないでもいいはずなのですが、自分の癖なのでしょうかね。なので聞いている方としては落ち着いた声じゃないようにきこえているかもしれません。

また、言葉遣いを気にするあまり、会議のモードにそぐわないレベルに丁寧な言葉遣いをしてしまうこともあります。これは悪いことではないのですが、やっぱりTPOにあった言葉遣いもありますし、話し手のモードに合わせるということが一番大事なので、自分の悪い癖を直さなければいけないなぁと反省します。

表現も読み取りの時もそうなのですが、基本言葉数(単語数)が多いこともあり、それがろう者・きこえる人にとって良いのかどうか、ふさわしい手話通訳になっているのか、いつも考えます。人間なので自分の色が出てしまうのはある程度やむを得ないのはわかっていますが、それをできるだけ減らして標準的なものにしていくことが大事なんですよね。それは無表情とか声の強弱を付けないとかそういうことではなく、話し手の雰囲気に近づける、ということです。そこに付いてしまう自分の色をどれだけ消せるか、ということだと思います。

もちろん、まずはきこえる人が話していること、ろう者が話していることを適切なタイミング・適切なモード・適切な翻訳で通訳をすることが一番大事で、それはいつも第一に心がけていることなのですが、現場を重ねる度に反省は見つかるもので、だからこそ手話通訳というのは奥深いんだと思います。そしてその苦労を知ってもらいたい(きこえる人・ろう者共に)と思います。

引き続き自分も研鑽しつつ、通訳活動を頑張っていきたいと思います。何か機会がありましたらどうぞよろしくお願いいたします。

2020年12月21日 (月)

オンラインで手話通訳のせんせい

先日、埼通研のN-Actionの企画で「試験対策講座(オンライン)」第2弾を開催しました。この記事が載る頃には手話通訳者全国統一試験は終了していますよね。皆さん、いかがでしたか?今年から?読み取り要約はなくなったんですよね。

で、今回は「Meet Now」というSkypeの会議システムでやってみました。主催者も参加者もアカウントは不要(ウメはSkypeアカウントでやりましたが)で、時間制限は(普通に使う分には)ない、というシステム。参加者は4人とそれほど多くなかったですが、用意した動画で聞き取り・読み取りの通訳をしてもらって、ウメがアドバイスをするというスタイル。

講座とはいうものの、こうしなさい、というつもりは毛頭なく、少しでも現場に出ている立場から「こうした方が良いんじゃないか」とか、その方の性格、手話に合わせて「こう改善したらどうか」「ここに気を付けてみたらどうか」というアドバイス的な感じで進めました。もちろん、ウメの考え方が全て正しい訳ではないので、押しつける気も全くありません。

「通訳とはこうあるべき!」という確固たるものは持っているべきだとは思いますが、それは(基本的なものを除いて)誰かから押しつけられたり教えられたりするものではなく、自分で認識をする必要があると思うんですよね。それは自分が手話を学んできた環境にも寄りますし、周りのろう者にもよると思います。なので幅はとても広いですが正解はないと考えています。

皆さん謙虚な方だったのですが、通訳の時は「自信を持つこと」が大事だということは伝えました。もちろん、「自信を持って間違う」ということはいけないのですが、終始自信がなさそうにされていると対象者に不安を与えてしまいますからね。そして分からない時はごまかさないで「わからない、申し訳ない」とはっきり示すこと、をポイントとして伝えたような気がします。

オンラインだと自宅にいながら参加できるのは良いのですが、今回は聞き取り用の動画の音声の共有が上手くいかずに、結局スマホで再生した物をパソコンのマイクで拾うというアナログなやり方になってしまいました(ZOOMの時は上手くいったのですけどね)。ですが、一応講習会として成立して良かったです…。

試験対策、と通訳現場って大きく違いますからね。試験に合格して通訳者の資格を得たからすぐに現場で完璧な通訳などできるはずはありません。ですが、試験に受からないと現場にも立てないので、まずは試験を合格し、現場に出ながら学んでいくことが大事だと思います。そしてそれをフィードバックしていくことが大事ですよね。N-Actionは手話学習だけが目的ではないですが、同世代、気を使わない同士で学び合って高め合うことができればいいかな、と思っていますので、ウメができることがこれらかも支援できればと思っています。

そういえば全通研N-Actionを卒業してから全国の関わりがすっかりなくなりましたねぇ~。皆さんお元気でしょうか。ウメは何とか元気です。

2020年11月17日 (火)

通訳中、単語の語尾が伸びるクセ

読み取り通訳中に結構でるウメの悪い癖です。

自分では自覚がなくて終わった後に指摘されることがあるのですが、単語の語尾が不必要に伸びているんです。「私はぁ~」みたいな感じ。自分としては伸ばしているつもりは全く無く、次に何を話しているのか予測をしながら時間を稼いでいるのですが、それなら「私」を言い出すのを少し待てば良いのですが、つい話し出して(読み取りを開始して)しまうので、そこで時間調整をしている…内容が間違っているわけではないのですが、聞いていると気になるとのこと。

確かに振り返るとそのような話し方になってしまっていることがあります。手話にすぐ反応するのではなく、一呼吸置いて読み取りをすれば、話し手のリズムと合わせられるのですが…なかなかウメも上手くいきません。

この辺りは手話を読み取る対象や内容にもよるのですが、もっと綺麗な日本語というか、聞く方の立場に立って聞きやすい日本語の出し方を考えないといけないな、と反省しました。なかなかクセがすぐには直らないと思いますが、頭の中に入れて気を付けたいと思います。

こうやって指摘をしてもらえるというのもありがたいことです。自分では気が付かない部分ってたくさんありますしね。手話通訳に限らないですが、通訳業はひびしょうじんだと思うのです。ダメだと思えばダメですし…。あとは場数を踏むしかないのかな…たぶんゴールはないのでしょうが、少しでもスムーズなコミュニケーションを実現させるためにも努力を怠ってはいけませんね。まぁ無理をしない程度に。

2020年7月30日 (木)

状況に応じて読み取る力

手話通訳だと、つい日本語の音声を聞いて手話を表出する「聞き取り」の方が、テレビに映ったりすることも多くて目立ちますが、それと同様に重要なのがろう者の手話を日本語に変える「読み取り」です。よく通訳者の間で「どっちが得意」とか「どっちを担当するか」ということで話題になったりします。

多くの手話通訳者さんは読み取りは苦手…という方が多い気がします。ウメもそうですね。どちらかというと読み取りの方が苦手です。ただ、苦手だからやりたくないということは言いません。読み取りが苦手なのは、何というか、最終的に(聞こえる人も含む)手話通訳者の第一言語である日本語を話すことになり、それが綺麗な日本語にならなかったり、読み取れなかったりすることで、出てくるものが完全ではないことが(誤解を恐れずに言うと)バレやすい、というのがあると思うんですよね。

ですが、手話通訳者はどちらもしっかりできる必要がありますし、「読み取れません…」なんてことはあったりしてはいけません。ただ、本当にろう者の手話は多種多様ですし、特に初めて会った方の手話の読み取りや専門的な手話の読み取りなどは苦労することはあるでしょう。それは努力するべきですが、完璧には難しいということはご理解いただければと思うんです。

で、ただ読み取るにしても、どのような場面なのか、本人がどういう方なのか、読み取った聞く相手がどういう方なのかによって文章の構成や日本語の選択を考えて音声にする、と考えることができないといけません。フォーマルな場だとそもそも手話通訳者自身がオフィシャルな話し方ができないとどうしようもないです。ただ、手話での話し方がフランクなのに通訳者が勝手に雰囲気を変えてしまって良いのか、という問題もあります。

最近ではオンラインでの読み取りの場合は通信環境のことを考えてマイクの近くだったり声を大きくしたり、様々な状況に対応する力が求められます。これはもちろん読み取りだけではなく、聞き取りの場合でもそうなのですが、最近通訳の現場に行くときに読み取り力が試される機会が多いので、そういうときにどうするのか、まずそもそも表出される手話を理解して、しっかり解釈して、その場に応じた適切な日本語を出す…そのことでろう者がしっかり対等に聞こえる人と会話ができる環境を整える、そこに通訳者のせいで入るノイズを最小限にする、ということを心がけています。

でもこれって講座や研修だと限界があったりするんですよね。現場で経験を積んでナンボだったりしますし、そもそもろう者の自然な手話を見ているだけでなく、キチンと同時に音声にするトレーニングを日々重ねていく必要があるんですよね。手話通訳の練習(練習というかなんというか)はつい手話の表出ばかりになってしまいがちですが、実は手話を理解して音声にする(手話を見てフンフンと理解する、というだけでなく、しっかり音声にする)ことが大事だと思います。

綺麗に順序立てて手話で話してくれるろう者ばかりではないですし、それをちゃんと話してくださいなんていう権利は手話通訳にはないですからね。様々な話し方に対応できる力を向上させるべく、日々研鑽をしなきゃな、と思います。あ、それは聞き取りの場合もそうなので、やっぱり日々現場に立ちながら学んでいくことが大事なんだな、と思っております。

2020年7月21日 (火)

オンライン手話通訳のウメ的コツ

このコロナ禍の影響で、手話通訳もオンラインでやることが増えてきています。相手がパソコンの画面に映っていたり、手話通訳をする自分もWebカメラで映っていたりと、様々なバージョンがあるかと思うのですが、やはり対面の手話通訳と違って立体的に見ることもできないですし、どうしても大きさが限られてしまうので工夫しないといけないな、と思うことがあります。

・動きは大げさくらい大きめに
画面上だとどうしてもパソコンの画面いっぱいにしても15インチとかになってしまうので、対面よりは大きめに表現をするように心がけます。大げさなくらいがちょうどいいかもしれません。あと動作もゆっくりにします。ウメは表現の動きが速いタイプなので、そこは常に気をつけています。あと、ネット環境でカクカクすることがあるので、相手に大丈夫かどうかを目で確認しながら表出をするよう心がけています。あとは空間の使い方も、前後の空間は使いにくいので、上下左右の空間を大きめに使い(もちろんカメラに映る範囲を確認した上でですが)、関係性を分かりやすくするよう心がけています。

・読み取りは発言者を明確に
これは主催者にも心がけていただきたいところなのですが、どうしても一画面で誰が話しているのかがわかりにくくなることがあるので、誰の発言なのかを最初に出すようにしています。人数が多くなればなるほど重要です。会議の最初の方は最初に名乗って発言していただいたとしても、進むにつれてつい普通に話し出す場合がるので、その場合も「誰が」というのは補足するようにしています。あとは話し手が変わる時も明確な区切りをいれるようにしています。

・自分もソフトの使い方に慣れる
これは結構大事で、どうしてもオンライン関係やパソコンなどはトラブルが出やすいので、その時に主催者に対応していただくのも大事なのですが、例えばマイクやカメラの設定、オンライン会議ソフトのベーシックな使い方は一通り覚えておくことが重要ですね。例えばスピーカーをONにしながらマイクをONにするとハウリングしやすいので、イヤホンを使うようにするとか、カメラの画角やフォーカスを確認しておくとか、通訳を拡大する方法を覚えておくとか…これは利用者も同様なのですが、通訳者としてもこれからこのようなオンライン手話通訳が増えてくるので「私パソコンに詳しくない…」と尻込みせずに積極的に学習するべしです。

・やむを得ない割り込みをする
対面では皆の顔が見える状態なのですが、オンラインだと複数の人が同時に話したりすることもありますし、通訳の交代のタイミングが取りづらいことがあります。そういうときはあらかじめ参加者・主催者・対象者に断りをいれて、対面の時よりもあえて「割り込んでいく」姿勢も大事です。誰の発言かわからなかったり、聞き取れなかったりすることもありますし、手話がカクカクして読み取れないこともあります。それは手話通訳者のせいではないのですが、情報は伝えないといけないので、そこは「すいません」と言える環境を整えた上で割り込んでいく…というのが大事かな、と。

と、書いてきましたが、基本的にはどの場面でも手話通訳としてやることは同じです。聞こえる人と聞こえない人を繋げること。情報をしっかり伝達すること。方法は変われど目的は同じなわけで、それを忘れてはいけませんね。IT技術に追いつくのは大変かもしれませんが、これからドンドン導入されていくわけで、通訳者としてはしっかり考えていかないといけないと思います。

2020年4月22日 (水)

マスクで手話通訳に話題が

最近、新型コロナウイルスに関する知事などの会見で手話通訳を目にする機会が増えています。4月7日の安倍首相の緊急事態宣言発令の会見の際はほぼ全ての民放にも会見の生中継で手話通訳がワイプ挿入されました。少しずつですが手話通訳への理解が広まっていることが嬉しく思います。ですが、ニュースの映像だったりその他の会見では手話通訳が”いる”のに映されなかったり(誰の指示なんでしょうね)、いない(埼玉県…)こともあったりして、情報保障の道はまだまだだなぁと思います。

そして個人的な話になりますが、そういった会見の場など、重要な通訳を担いたいという気持ちはあったりするのですが、まぁウメにお声がかかる機会も無く、仕事もしているので都合が付かないというのもあるでしょう。まぁそれは自分で何とかするとして…。

手話通訳の場に重要さの差はないと思いますが、多くの人に見られる会見などはやはりどうしても注目されますよね。「わからない」とかいう声も上がっていますが、手話通訳者の技術が不足していることはあるかもしれませんが、決して手を抜いたりしているわけではないことだけは分かってください。しかも新型コロナウイルスの話だと医療的な話だったり経済、政治の話、横文字もかなり多くでてきます。それを同時に手話にすることの大変さはご理解いただきたいです。とはいえ、わかりやすい手話を表出することは大前提ですよね。

で、「手話通訳がマスクをしていない」的なことでいくつかメディアで取り上げられ、透明マスクやフェイスガードなどをして通訳をしている場面を見かけることもありました。やはり光ったり曇ったりして何も付けていないよりは見づらいですし、手話をする方も顔の近くの表現などは気を使わないといけないなど、大変さはありますが、自分が感染しない・媒介者にならないという意味では必要なのかも知れません。本当は別室で撮影したものをワイプで合成するなど、今の放送局だとすぐできそうなんですけど、手話通訳にそこまでしてくれないのが実状なんですよね。だから話者に近づいて話す(そして強制的に映させる)という手法になります。それ自体は良いことなんですけどね。

会見の場でも(口は悪いですが)おっさんやおばさんのアップばっかり映しているなら、手話通訳を映せば良いじゃない!と普通に思うのですが、どうしてアップになっちゃうのでしょうかね。あと知事とかの会見だとモニターが映されると手話通訳者が映らなくなる…なんてこともあったり…なかなか前途多難です。

自分も手話通訳者の端くれとして、いろいろ思うところがあるんですけど、自分でできることは何かないかな…YouTubeで何かやろうかな…なんて思ったりするんですけど、需要はあるのでしょうか。そう、和光市市長も「市民へのメッセージ」として話していましたが、字幕も手話もなかったので、そこから始めましょうか…。

より以前の記事一覧

ウメダス広告

  • 01.ウメダス商品
  • 02.売れ筋の商品
  • 03.おすすめの旅館

手話関連ニュース


  • Powered by RSSリスティング

Google広告