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カテゴリー「手話」の記事

2021年9月23日 (木)

手話言語の国際デー

今日、9月23日は世間では秋分の日で祝日ですが、「手話言語の国際デー」でもあります。

「手話言語の国際デー」とは…英語で「International Day of Sign Languages」といいまして、2017年12月に国連で定められ、手話が音声言語と対等であり、国連加盟国が手話の普及に努めるように、という日です。また、1951年のこの日に世界ろう連盟が設立された日でもあります。

下の動画は昨年全日本ろうあ連盟が昨年アップした動画です。



日本では「耳の日」にイベントをする習慣がありますが(それはそれでダメということではありませんが)、この日をきっかけに、またこの日に限らず、手話についての認知を上げていき、少しでも興味を持ってもらえるよう、手話通訳者の端くれの自分も頑張っていきたいと思います。

2021年8月28日 (土)

サマーフォーラム N-Actionのつどい

Naction
8月21日に開催された「全通研サマーフォーラムinやまがた」の付随行事として開催された「N-Actionのつどい」(オンライン)に参加してきました。といってもオンラインなので自宅からです。前日の集会は…所用があって見逃しました。

こちらはキチンと参加。ZOOMミーティング機能を使って開催され、全国から60人以上が参加。今ではN-Actionの活動をすっかりしていない…というかそろそろ卒業の年齢にさしかかっているウメですが、久しぶりに申し込んでみました。初めてみるお顔や久しぶりに見る顔(連絡は取っていても動いている姿を見るのは久しぶりとか)があり、懐かしく感じました。

集いの内容は、全通研N-Actionの活動紹介、支部での活動紹介、全日本ろうあ連盟青年部の紹介、あとはグループに分かれて交流…とのことでしたが、紹介部分(メインプログラム)でおいとまさせていただきました。あまり長いするのもアレなのと、ZOOMの画面が最後の方にすごいカクカクし始めて「もういいかな」と思ってしまったからでございます(入り直すのも手間を掛けて申し訳ない)。

若い人たちが頑張っている様子を見ていましたが、やはり抜本的な若返りやいきいきとした活動ができているところは(コロナ禍ということもあって)少なく、活動の意義を再認識をするとともに、ウメも若い時期があったなぁと思い出に浸っておりました。

最後記念撮影をしたのですが「N-Action」の手話も思いっきり間違えてしまい、お恥ずかしい限りでございます。

いやしかし、ZOOMで60人が一気に参加するってなかなかすごいですね。若い世代はオンラインとかIT技術に強いですから基本的に進行はスムーズでしたので、この世代が色んな情報保障のニーズに応えられるようになるよう、ウメも何かあれば協力はしたいと思います。いきいきと活動ができればいいですね。
(お兄さん的な感覚←おじさんとは言わせない)

2020年9月 8日 (火)

大宮アルディージャ 手話応援デー

9月5日(先週の土曜日)はサッカーJ2の「大宮アルディージャ」の手話応援デーでした。

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手話応援デーは、「サッカー応援も、ノーマライゼーション」を合言葉に、障がいのある人もない人も一緒にスポーツを楽しむこと、大宮アルディージャを手話で応援することを目的に2006年からスタートしました。一時中断時期はありましたが、2010年に再開し、2020シーズンで通算12回目を迎えるクラブの代表的な社会連携活動のひとつです。今年5月に開催された「2020 Jリーグシャレン!アウォーズ」では、その地域にある社会課題解決に対して最もチャレンジしている活動として称える賞である「ソーシャルチャレンジャー賞」を受賞し、一般投票においても最多得票を獲得しました。

 今シーズンの実施に当たっては、新型コロナウイルス感染症の影響により中止することも検討されておりましたが、実行委員会を中心とする皆さまから継続的な実施に向けた強い要望があり、例年よりも規模を縮小しながらも開催することとなりました。当日は、DAZNだけでなくテレ玉(3ch)でも試合が中継されます。テレ玉の中継では、ハーフタイム時に手話応援実行委員の皆さまのインタビューや「ソーシャルチャレンジャー賞」受賞の喜びの声などもお届けします。
(大宮アルディージャのサイトより)

試合観戦に誘っていただいたりもしたのですが、ちょっと疲れ気味だったので自宅でのんびりしていたら、テレビ埼玉で「手話応援デー」の中継もしていました。埼玉では西武ライオンズもヒーローインタビューに手話通訳が付いたりすることもありますが、こちらの手話応援デーも長年続いていたりします。

ウメはこの日はぐったりしていてパッと見ただけですが、こうやってテレビでもとりあげられていて、少しずつでも手話の普及に繋がることでとてもありがたいと思います。いつか手話応援デーが日常になりますように…。

2020年8月13日 (木)

コロナ禍で手話(通訳)をどう上達させるか

コロナ禍で新しい生活様式を送る中、手話、また手話通訳の技術をどう向上させるか…簡単に言うとどうやって勉強するかが問題になっています。いつも人に勧めている「ろう者と会って」というのがカンタンにはできなくなっており、手話講座やサークル活動もなかなかうまいことできなくなっていますよね。

基本的に手話は本で覚えるものではないと思っていますが、まぁ独学の一環として1冊何かを持っておくのは良いと思います。ただ、辞書に載っている単語表現を妄信するのは止めていただきたいなぁ、と思います。もちろん、辞書に載っていることが間違いではないのですが、ろう者の中にはそうではない手話を使う方もたくさんいらっしゃいますし、形や動きも微妙に違うことだってありますしね。

あとは単語レベルではなく、短文でも良いので文章レベルでの学習をお願いしたいです。そういう意味では初心者の方なら
『DVDで楽しく学べる はじめて出会う手話』がお勧めです。ってか買ってください。初心者の方に勧めてください。お近くのろう協はもちろん本屋さんでの取り寄せや、実はAmazonでも買えたりします(基本在庫があるはずです)。
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ウメこの本の作成に結構関わりまして、想いがあったりします。周りの方も頑張ってくれました。どうやったら分かりやすい内容になるかなど、結構大変でしたが、良い本になったと思います。まぁ裏方のウメの想いはどうでもいいんですが、手前味噌ですが初心者向けの手話学習本としてはコンパクトにまとまっていると思います。DVDも付いて動画でみられますしね(この動画のろう者の手話を手だけではない全身を是非見ていただきたい!それくらいこだわりがあります)

あとはネットですよね。今はネットにも手話動画や手話通訳動画がたくさんあります。ろう者が手軽に手話で発信できる時代というのは良いですよね。いろんな手話をみるのが勉強なのですが、やっぱり画面上だと奥行きがわかりにくい、という面があります。ですが、静止画よりは断然わかりやすいですし、奥行きとか言い出すともう実物しかない(いや、今の時代はVR手話学習とかしちゃうんでしょうか)ですよね。

どうしても自分だけの学習になりがちですが、ウメも何回かブログでいっていますが、聞こえて来たものを頭の中で手話にする、語源や由来はあまり考えない、あと単語にこだわりすぎない(翻訳というか、意味をつかむようにする)ことを日頃から心がけています。ただ、日常生活の中で「ろう者の手話を目にする」機会は、きこえる人に取って(手話学習者とは言え)あまりないですから、そこは能動的に動画を探したりするしかないのかもしれません。この辺りが初心者の方は難しいかも知れませんね。そういう意味で上の本はおすすめです(さらにプッシュ)。

今だとオンライン手話講座とかもあったりするんですかね。オンライン手話通訳講座とかやったら喜んでくれるのかしら。ウメが何かを教えるというわけではなく、お互いに研鑽し合うという意味で。まだまだ「集まる」というのは難しいですからね…。

2020年5月10日 (日)

それは手話なのか…

少し前の話になりますが、志村けんさんが亡くなった時の手話ニュースのキャスターが、彼のギャグである「アイーン」を表現したことで「これは志村けんの手話なのか」的なことが話題になりました。また、お笑いの江頭2:50さんを表現する時にある地域の通訳さんが江頭2:50さんがやる身体を伸ばすジェスチャーを表現したことも話題になりました。

まぁウメは手話通訳者ではありますが言語学的には素人です。ですが、おそらくどちらも「手話ではない」とは言い切れますが、ろう者には一番伝わりやすい表現だと思います。ですが手話単語ではありません。あくまでジェスチャーです。ですが手話はジェスチャーの代わりではなく、視覚的言語です。

この辺がとってもややこしくてわかりにくい部分だと思います。日本の手話はジェスチャーから来ている表現も多いですがそうではないものもたくさんあります。由来から話すのは好きでは無いのでここでは割愛しますが、ろう者が手話で話すときはこういうジェスチャーを交えた話し方は良くされています。そこも含めて手話だと思うんですよね(もちろん、全くない場合もありますけどね)。

しかし、手話通訳が通訳で手話を表出するときにはこういったことはなかなかできません。「それは通訳ではない」と考える方もいるかもしれませんが、個人的にはこういう表現ができてこそ真の通訳者だと思います。基本は手話という言語なのですが、相手に伝わることが大事なので、時にジェスチャーやその人・モノを象徴する動きを加えて分かりやすくすることは技術として必要だと思います。東京オリンピック招致の時に滝川クリステルさんがやった「お・も・て・な・し」の動きなんかはもう「おもてなし」と指文字でやるより伝わりますよね(そもそも、本来の/おもてなし/の手話がどうするのかあまり思いつきませんが汗)

話は少し変わりますが、テレビ朝日のクイズ番組「ミラクル9」で「はじめての手話クイズ」が数回放送されました。手話がクイズになると言うことは世間に手話が知られていないという証明でもあるので嬉しいような嬉しくないような、という気分です。内容は動きから意味を当てるというベタなもので、それ自体を責めるつもりはないのですが、出演していたのは聞こえる高校生。しかも番組内で「ろう者」「聞こえない人」ということには一切触れられていませんでした。で、その高校生も表情が無く(緊張しているんでしょうけど)、完全に手の動きだけでのクイズになっています。

まぁバラエティで取り上げてもらえるだけでもありがたい、手話の認知が広まる、という考え方もわかります。ウメもどちらかといえばそういう意味でメディアの力は大きいのですが、なぜろう者を使わない…(監修していたのはろう者が主体となっている団体のようですが)。ということで見るのを止めました。手話歌もそうですが(それ自体を否定するわけではないのですが)、見ていて違和感を覚えてしまうのが正直なところなので…。

日本語もひらがな、カタカナ、漢字があったり、発音など外国人が学ぶにはとても難しい言語だと言われていますが、同じように手話も単純ではなく、いろんな文法があって、いろんな手話があるんですよね。(ここで2つに分けるのはどうのこうのとか言いたくなるんですが…(もう言ってる))自分が教わる相手の手話を受け入れて、本に載っているものにこだわらない、生きた手話を身につけて欲しいですし、通訳者は寄り多くの聞こえない人に伝わる手話通訳ができるように技術を磨いて欲しい(自分も磨きたい)と思っています。

手話は深い…それがまた魅力でもあるんですよね。あぁ、技術を磨かないと。

2020年3月25日 (水)

ウメの手話のクセ

自分でも思いますけど、自分の手話のクセってわかっているようでわかっておらず、直せるようで直せないものです。まぁ音声言語でも話し方ってそう簡単に変えられるものではないので、第二言語ならなおさらだったりするのでしょうけど、ウメは手話通訳者としてはクセが強い方かなと思っています。

クセがあるから悪いのか、というとそうではないのですが、たとえばフォーマルな場だとできるだけスマートなというか、標準的な手話を使うことが求められますが、それに対応させることができるのか…となるとどうなのでしょうか。あまりフォーマルな場の通訳現場にいかなくなりましたが、同僚曰く「通訳中も”ウメが出てる”」と言われます。

それ自体が悪い、というわけではないのですが、本来通訳者は話者の言葉・雰囲気をそのまま伝えるものです。それが通訳者が出てしまうと色が付いてしまいますよね。それは良くないと思います。じゃあいわゆる”無標”になればいいのか、というと、じゃあ機械やCGでできるからいいという話になりかねません。またそれっぽい手話をすれば良いのかというかというとそうではないと思います。

で、ウメの手話(通訳)のクセは
・基本的に早口(表出する単語が多い、読み取りの際も日本語が多め)
・表出の際の単語のメリハリが弱い(これは自分でも手の形がふにゃふにゃになってごまかすこともあります)
・表出が小さい(小さすぎるということはないのですが、もっと身体全体を使った方が良いかなと)
・読み取りの際の声が大きい(これはTPOにも寄りますが悪いことではないと思います)
・(手話だけに限らないのですが)姿勢が悪い

という感じです。YouTubeを見ていただいている方は分かると思いますが、いわゆる通訳者の手話…とはちょっと違います。地方などで初めて会うか谷は「ろう者…ですか?」と聞いていただけることが多いです。

人間が話す言葉なのでクセがあるのは悪いことではないと思うのですが、通訳中のノイズになってはいけません。あくまで主役は話し手及び通訳対象者です。通訳がー!となるとそれは本末転倒ですしね。

さて、自分のクセをどう改善していくか…改善というか、どう付き合っていくか、ですね。もちろん、基本的な通訳技術は落とすことなく、です。聞こえない人もいろいろですし、読み取りの日本語のバリエーションも増やしていかなければいけません。自分が手話でろう者と話すときはまぁ自分のありのまま(もちろんTPOは考えつつ)で良いと思うのですが、通訳場面ではどう調整していくか…です。

個人的には自分の手話や読み取りをもっと聞いて・見てもらって(ただの批判だけでなく)意見をいただきたいな、と思っています。もちろん、良かった!というのも含めて(笑)。あまり叩かれると落ち込んじゃうので汗汗 そういう通訳の機会、まぁ通訳現場はどれも大事なのですし、自分で選ぶものではないのですが…やっぱり通訳者として活動しているならより多くの人のコミ橋渡しをしたいですからね…。

引き続きひびしょうじんします。

2020年2月 7日 (金)

NHKさんのスポーツ手話CG なんですけど…。

手話CG…ウメ個人的には賛成できませんが、こういう技術開発が進むのも手話の普及に一役買ってくれるなら…とは思います。で、最近NHKさんが公開したNHK手話CGのうちの「スポーツ手話」

各競技で結構細かい種目まで手話CGで表現されています。単語として見るならまぁまだ意味が分かりますが、この言い様のない違和感はどこから出てくるのでしょうか。手話単語だけCGで表現されても、結局文章として使えないと現実的ではないと思います。人ではなくCGでやるメリットというのはどこにあるのか…NHKさんは天気予報でもこの手話CGのテストをしていますが、果たしてどう活用していくのか…。

話はスポーツの手話にもどりますが、この表現、誰が考えているのでしょうか。見かけない手話があったりしますし、手話ではなく指文字だったりするのですが、手話も色んな表現があって、スポーツに限らないことですが、これが正しい!というのはなかなか言い切れない部分があります(かといって間違いでもない)。本に載っていたり標準手話として決めたものが絶対正しい!という訳ではないですからね。

このタイミングでスポーツの手話を公開するということは東京オリパラですよね。できればこれを人でやって欲しかったなぁ。ITを活用するのは(音声認識などで)有用な部分がありますが、生きている言葉をCGで…というのは…合成音声もだいぶ進んできましたが、やっぱり肉声にはかなわないですしねぇ。

こんだけけなしていますが、CGは割とスムーズなんですよね。でもなぁ~。CGはなぁ~。

2019年9月26日 (木)

手話ができなくなる夢を見た

最初にお断りしておきますが夢の話です。

別にストレスがあるとかそういうのではない(実際は感じていないだけなのかもしれません)のですが、ある日、突然手話が全くできなくなる夢を見ました。場面は手話通訳の研修。聞き取りの研修だったのですが、講師が順番に日本語の音声文章を流して通訳をさせる。ウメはたくさんいる受講生の1人。

前の人とかがあんまり上手くできなくて、ウメが「ダメだなぁ~」と心の中でダメ出しをしていたら、先生から「じゃあウメさん、やってみてください」と順番が回ってくるわけですよ。それで、「よーし」と思って手話をしようと思ったら…。

全然手が動かない。というか手話ができないんです。

で、先生に「どうしたんですか?早く!できないんですか?…」と言われているところで目が覚めました…。

かなり目覚めの悪い夢…。

実生活でも手話についてはできる時とできない時(調子がいい時と悪い時と言った方が良いですね)はあるのですが、全くできなくなることはなかったので、なんだか悪い前兆じゃなければいいんですけど、かなり焦りました。

急に手話が全くできなくなる、なんてことは実生活ではない(病気とかは別ですよ)とは思うのですが、今のウメの生活で手話ができなくなると仕事でも困りますし、弟とも話しにくくなりますし(話せなくなるわけではないのがミソ)生活は激変するでしょう。改めて考えるとウメの生活、人生の中に手話というものが深く関わっているんだなぁと思ったわけなんです。

それと同時に、手話の技術の研鑽は続けなくてはいけないですし、無理はしないで、かつ手話の魅力を広めてもっと多くに人に手話に触れてもらうことをし続けないといけないなぁと改めて思いました。そして自分自身、もっと技術を上げて信頼される手話通訳になりたい、いろんな現場に行きたい(仕事もあってあまり登録では動けていませんが)と思った次第でございます。

あぁ、夢で良かった。

2019年9月10日 (火)

「運転間隔の調整」の手話通訳

東京の地下鉄や私鉄に乗っていると良くある放送。遅れている訳でもないのに電車が駅でしばらく止まる時に放送が入ります。

「ただいま、運転間隔の調整を行っているのでしばらく停車します」

東京メトロ:運転間隔の調整について

分かりやすいのはこちらのページでしょうか。
「後続列車の遅れ」でなぜ「しばらく停車します」? 時間調整するもっともな理由

鉄道「運転間隔の調整」の意味。迷惑・うざい?隠語?遅延が原因。東京メトロ地下鉄・山手線など
(上のページから引用します)

電車は普段、ダイヤ通りに一定間隔で走っています。
ある電車が何らかの事情で遅れると・・
遅れの理由はたとえば、
・乗客が多くて乗り降りに時間がかかってしまった
・車内で問題(汚れがあって清掃とか、車内通報ボタンが押された等)が起こって対応した
・忘れ物を捜索した(東京メトロではたまにあるようです)
等かなと。
遅れた電車に混雑が集中してしまいます。
その理由はわかりますよね。
遅れて駅に到着するということは、遅れた時間分だけ駅で待つ人の数が増えてしまい
その人たちが全員乗ろうとするからです。
電車は普通の状態よりもかなり混雑し、さらに乗り降りに時間がかかって
もっとその電車は遅れてしまいます。
なので、その遅れている電車の前を走っている電車で
「運転間隔の調整」「運行間隔の調整」を行います。
具体的には、前の電車をしばらくとめておくということです。
そうすることで、その駅でそのあと来る人たちも前の電車にのせることができるため
遅れている後ろの電車を待つ人が減ります。
それで・・
遅れている電車がさらに混雑して、さらに遅れてしまう
という状態を防ぐわけです。

という感じです。
良く乗っている人なら慣れっこだと思うのですが、実はどういう理由かが分かっていないという人も結構多いと思うのです。「なんだかよく分からないけどしばらく止まるんだな、だいたい数分かな」という感じでしょうか。

そんなときに一応手話通訳の端くれのウメとしてはじゃあ「ただいま、運転間隔の調整を行っております。しばらくお待ちください」という放送(車掌さんだったり自動放送だったり)というのは聞こえない人に伝わらないんだよなぁ…そしてこれを手話にした時にただ日本語のまま//今/運転/間隔/調整/する/待って/下さい/では伝わらないだろうなぁと思うんです。

かといって、理由を知っている場合は補足をするべきか、している時間があるのか、言ってもいないことをやるべきか…通訳として迷う表現だなぁと感じたわけです。「後ろを走る電車が遅れているので混雑が集中しないように運転間隔の調整をしますのでこの電車は数分待ちます」とまで話してくれればいいんですけど、ほとんどは「運転間隔の調整です」だけなので…。

ろう者が音声で情報を得られない「運転間隔の調整」の実態(というはそれが何か)を知らない場合、どこまで通訳をするか、補足をするべきかしないべきか…これは正にケースバイケースだと思うんですけど、ろう者もある程度勉強をしないといけないと思いますし、じゃあ知らないことを責めるわけにもいかない…今回は電車の例ですけど通訳中にこういうことは本当にたくさんあると思います。

文化の違い、というよりはそもそもの持っている情報量・情報手段の差による知識の差。これをどれだけ踏まえるべきか…言語通訳に特化するなら補足はすべきでは無いのでしょうが、現場に出ている人なら「それだけではいけない」というのが分かるかと思います。で、結局どうすればいいのか結論は出ないんですけどね。通訳者自身が「運転間隔の調整」が何かを知らなければそれ以上の通訳はできないわけですし…。

(手話に限りませんけど)通訳って奥が深い。まだまだひびしょうじんです。

2019年7月 6日 (土)

手話マークキーホルダー

Shuwamaku

皆さんは「手話マーク」、ご存じですか?「筆談マーク」とともに全日本ろうあ連盟が2016年に策定したマークです。

「手話マーク」
国外への普及も考え、5本指で「手話」を表す形を採用し、輪っかで手の動きを表現しました。
【対象】ろう者等、手話を必要としている人
【意味】
 ろう者等から提示:
    「手話で対応をお願いします」
 窓口等で掲示:
    「手話で対応します」
    「手話でコミュニケーションできる人がいます」等

「筆談マーク」
相互に紙に書くことによるコミュニケーションを表現しました。
【対象者】筆談を必要としている人
(ろう者等、音声言語障害者、知的障害者、外国人なども含みます。)
【意味】
 当事者から:「筆談で対応をお願いします」
 窓口等で :「筆談で対応します」

という感じで使います。確か発表された時に「青色が…」とぼそっと言ったような気がするのですが…まぁその辺はスルーして下さい汗。

で、このマークをキーホルダーにしたものが上の写真です。確か全日本ろうあ連盟の青年部が発売しているかと思うのですが、公式Webサイトで見つけられませんでしたm(_ _)m

ウメは手話通訳の端くれですので、通勤リュックのファスナーのところに付けて地味に宣伝します。

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