耳の日&ひなフェスティバル
今日、3月3日は「みみ」ということで、業界では「ひな祭り」よりも「耳の日」でございます。ひな祭りと言えば先日友人からひなあられをお裾分けしてもらって食べたのですが、数十年ぶりで何だか懐かしい味がいたしました。ウメは男3兄弟なので、実家で「ひな祭り」っぽいことをした覚えがあまりありません。母親が娘がいたらさぞひな祭りを盛大にやりたかっただろうに…野郎3人でごめんね。
さて、耳の日。耳のことについて、また聴覚障害のことについて知ってもらおうということで各地でイベントが開催されています。確か日本テレビ系列は耳の日にはほぼ全ての番組に字幕が付く…とかそういうイベント?もやっていましたね。最近ではテレビの字幕も大分増えてきましたが、緊急時や生放送などはまだまだ。生放送で予定原稿がない場合などは難しいかも知れませんが、自動音声認識や字幕ライターの方の養成をすれば何とでもなる世界なんです。問題はそこに割くお金がないだけで(やはり一般的にはニーズが少ないのか…)。
地上波での「手話放送」もかつてより減ってしまったイメージです。字幕放送の普及が手話放送を減らしてしまった…という側面もあるかもしれません。字幕か手話かどっちかあればいいや、じゃあみんなが分かる字幕で…となるのもわからないのでもないのですが、やはり世の中には少ないですが手話が一番分かりやすい人がいるんです!昔は(今もですが)自治体が提供している番組にワイプで手話通訳を入れるというパターンのものが多かったですが、今はそもそも自治体が提供する地上波の番組が減りましたね。
首相官邸の記者会見にもちゃんと手話通訳がついているのですが、よほど重大なものをNHKが中継する時以外は映らないのは相変わらずで、手話の露出が(選挙の時以外は)減ってしまっているのがちょっと残念です。その分ネットで一般の人がどんどん出てきているのは良い傾向だとは思いますが(自分のことを褒める訳ではない)。
耳の日といえば、全国各地で「耳の日記念集会」(名称はそれぞれ)が開催されますね。都道府県単位や市町村単位、ブロック単位で開かれることもありますよね。京都では京都府、京都市それぞれで開催されています(合っていますよね)。今年は京都府の方にお手伝いで参加する予定でございます。
耳の日集会もね、内輪の人だけじゃなくてもっと一般の人に普及できるイベントにできたらなぁと思うんですけど、なかなか難しいですよね。どうやったら興味を持ってもらえるのか…最近はそっちの方ばっかりに頭がいきます。専門職を育てる、理解を広める、まず知ってもらう…しなければいけないことはまだまだたくさんありますね。
とにかく、耳の日集会に参加される皆さん、運営の立場の皆さん、楽しみましょう!
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