「風立ちぬ」をもう一度見ました
ウメが人生で初めて一人で映画館に見に行った記念すべき作品、スタジオジブリの宮崎駿監督の長編引退作となった「風立ちぬ」。先日金曜ロードSHOW!で放送されていたものを録画していたものを拝見しました。
映画館で見たときは「良く出来ているなぁ」と思いましたが、改めて見てみてもそう思いました。スタジオジブリがよく使う画法というか、映像のテクニックがふんだんに施されていて、とても「綺麗な映画」だと改めて思いました。
主人公の「二郎」のアフレコの棒演技加減が賛否両論ですが、あれはあれで良かったのかな、と思ったりします。本物の堀越二郎はああではなかったのかもしれませんが。そしてこれも賛否両論だったタバコを吸うシーンが多数出てくるところ、本当に多かったですね。でもあの時代はそれだけ多かったのでしょう。
一方、震災の悲惨さや戦争の恐ろしさ、当時の社会の貧しさについては(おそらくあえて)あまり描かれていません。二郎自身は生活に困った様子はなさそうでしたし、純粋に飛行機が好きな男性をメインに描いているんだな、と。ならそこに恋愛の要素は必要だったのか…と思ったりするのですが、それはそれで宮崎駿さんが描きたかったところなんでしょう。
これで二度見たことになりますが、きっともっとよく見たら宮崎さんのこだわっている部分が見えてくるんじゃないでしょうかね。画にしても効果音(飛行機の音は人で作っているんですよね)にしても。そしてジブリではおなじみになった久石譲さんの安定の音楽。改めてサウンドトラックが欲しくなりました。
映画の展開はやっぱり淡々としてもう一パンチ欲しかったところは正直(二郎さんが「生きねば」と思うところがやや弱い)ですが、やっぱり名作だと思います。飛行機のシーンは綺麗の一言ですしね。
まだの方はBlu-ray・DVDも販売・レンタルされていますので是非ご覧ください。数年待てばまた金曜ロードSHOW!で放送されるでしょう。
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