手話のアプリや辞典
基本的に手話を勉強するならろう者としゃべって、とか講座やサークルに通って、とか、専門学校に通っていうのが基本だと思いますし、ろう者と話してこその手話だとは思うんですけど、そうは言っても一人で勉強したいとか、単語の予習復習をする時とか、手話の本とか辞書的なものはまだまだ需要があると思いますし、上手く使えば便利ですよね。
手話関係の本もいろんな出版社から発売されていますし、最近ではDVD付きが主流なんでしょうかね。やはり手話は動くものですから、イラストや写真よりも動画で見た方が動きもわかりやすいですし覚えやすいでしょう。ただ、DVDでは外出先で手軽にって訳にはいきませんし、辞書的な役割となるとDVDでは厳しいかもしれません。
ネットでも動画で手話をアップしている人も増えてきました。手話辞典的なサービスをしているところもあれば、普通に手話でお喋り(ウメも含めてですが)しているところ、もう有名になった月曜男さんの手話漫談など、ネットで手軽に手話動画を見られるようになりましたが、どちらかといえば「単語」レベルのものはないですよね。
で、今はスマホやタブレットの時代。手話辞典アプリみたいなのが爆発的に増えるかと思ったら、意外とそうでもないようですね。ウメが検索していないだけかもしれませんが、知っている範囲では初歩的なレベルのものがほとんど。やはりある程度動きを付けたものを用意するとなると容量も大きくなりますし手間なのでしょうか。それじゃあ写真やイラストでも…と思って見ましたが、これもさほど無いようです。
スマホの普及前からある「電子辞書」にも「手話辞典」というのはほとんど搭載されていません。今の電子辞書はカラーで動画機能が付いているものが多いので、やろうと思えばできると思いますし、コンテンツ数が100を超えて150とかいく時代ですから、(動画に限らず)「手話辞典」の一つや二つあっても良いと思うんですけど、なかなか出ないもんですね。
前にも書いたかと思いますが、デアゴスティーニか何かで「週刊 手話を学ぼう」(タイトル適当)で分冊形式にしたらいいんじゃないかとも思っているんですけど…
やっぱりニーズが少なくて売れないんでしょうね。そもそもの手話の認知度から考えるとそのようなものを発売しても元が取れない…のかもしれません。一般社会にはまだまだ手話は浸透していませんからね。業界にいるとなかなかその雰囲気が感じ取れませんが。
だからこそ先取りして某団体とかが今までの資産を活かしてアプリを作るとか電子辞書搭載を働きかけていく→手話の普及にもつながる、そういう活動の仕方も必要だと思うんですけどね。本を販売することも大事ですけど、やっぱりスマホとかならかならず持ち歩きますし、ここまで電子機器が普及した時代ですから、それにあったものを提供するのも大事な運動の一つだと思うんですけど、いかがでしょうか。
そういうウメは技術が足りないんですけどね。モデルくらいなら…(なーんて)。
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