手話との距離
先週末みたいに特に予定がなくてのんびりする時は、そもそも人と話すことがあまりないのですが、手話を使うことは全くありません。手話通訳で仕事でもバリバリ手話を使う生活ではありますが、使わないときは使わないんですよね。
一日二日であればどうってこともないのですが、はて、どのくらい手話と全く触れないと影響が出てくるのか…影響って嫌な言い方ですね。1週間以上手話しなかった日なんてここ数年ずっと無いですからね(実家に帰ってもするので)。別にね、手話から離れたいと思っているわけではないんですけど、時々考えるんですよね。
一日の中で手話のことを考えない日は無い…なんていうと恋愛のようですが、やっぱり何かしら考えちゃいますし、それだけどっぷりハマっている→ハマらせていただいている環境にあるんだなぁと実感します。来んな!とか言われたらショックは大きいのかも…。
手話通訳付きの式典とか講演とかを見ると内容よりも手話通訳のほうが気になってしまいますし(コレは性格もあったりする)、新しい単語や試験に出てきそうな短文を見かけると「手話(通訳)の勉強の題材にいいかな」と考えちゃいますし、プラスに考えればかなりの「生きがい」にはなっています。他人様のお役に立っているかどうかは何とも言い切れないのですが。
気をつけないといけないなと思うのは、独善的になってしまわないようにすること。手話はろう者の言葉です。ろう者”だけ”の言葉ではありませんが、基本的にろう者がいるからこそ成り立つ言語。過度に謙虚になる必要はないですが、そこを勘違いすると大変イタイ通訳者になってしまいますのでね…。すでにイタイ要素が出ているかも…と自分でも時々思うので「いかんいかん」となるわけです。
それと同時に日本語もうまーく使いこなさないとなぁ、と。いわゆる「美しい日本語」ばかりを使う必要はないと思うのですが、目指すのは「違和感の無い日本語」でしょうか。ここは34年間日本語を使ってきてそこそこできるはずなんですけど、通訳場面ではまだまだです。ところでウメが敬語になると関東弁に戻るそうです。特に電話など。そうかしら。
話を手話に戻しましょう。そもそも世間一般の人、さらに手話学習者の人よりも手話との距離が近いところにいるので、距離感を大切にして今後も続けていけられたらなぁと思います。距離感って大事。ホント。
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