通じないことに慣れている
先ほどカズさんの手話通訳動画で海外旅行に持っていったら便利なグッズ紹介をしましたが、そこでも書いたようにウメは海外に行ったことがありません。生まれてこの方33年間と8か月。それ自体はまぁ珍しいことかも知れませんが、恥ずかしいとは思っていません。よく「海外に行けば自分の世界が広がる」と言われますし、そのことを否定はしませんが、別に海外じゃ無くったって、という強がりもあったりします。
で、人にはよると思うのですが、ろう者って海外旅行好きな人(割合)が多い気がします。ウメが接しているろう者はどちらかといえばアクティブな方が多いからかもしれませんが、それでもやっぱり多いような気がします。
自分自身、海外旅行に行きたくないわけじゃ無いのですが、やっぱり「言葉が通じない」というのは大きなプレッシャーになっています。そりゃどこでも日本語が通じる日本でしか生活したことないですからね。何かあったときに…というのが心配(チキン)なんですが、じゃあ(例えば)英語を勉強して…まぁ旅行じゃ無くて仕事で行くことになればもうちょっとモチベーションは上がるかも知れませんが、なかなーかやる気が起きないのも事実。こと「通訳」という仕事をしていると「通じない」ということを過度に恐れるところがあったりして(自分だけ?)、そんなときに(普段は橋渡ししているのに)どうしたらいいんだろう!とかパニックになりそうな予感はとってもするのです。
自分のことはともかく、ろう者が海外に行っても割とコミュニケーションに困らない、という話も聞きます。それは手話・身振りで会話する術を知っているから、というのもあるでしょうが、良くも悪くも「通じない」「わからない」ことに慣れていて、かつその時に何をすべきか、という対応法をいやでも身につけているから何じゃないかと思っています。もちろん全員とは申しません。海外に興味が無い・好きじゃ無いろう者もたくさんいらっしゃるでしょう(ウメ弟も多分そう)。
日本人ってなかなか勇気が出せずにおどおどしている、なーんて言われますが、やっぱりその通りだと思います。何だかんだ言っても日本人。やっぱり島国だからなんですかね。ウメも外国の人に道を聞かれたらおどおどしちゃいます。落ち着けば良いのに。「通じない」ことを恐れず、その時は何とかして「通じるように」しなきゃいかんのですな。
いきなり海外のお宅に数ヶ月ホームステイとかしたら、変われるかしら。うふ。
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