「福祉」にとらわれない考えを
「ひょうご聴障ネット」総会に出店してきました。今回は一人担当だったので種類は少なめ。上の写真のような感じで並べました。とりあえずちゃんと仕事しましたよ~ってことで。
総会は挨拶、2012年度活動報告・決算、2013年度活動計画案・予算案の承認、団体からの報告がありました。そして「はりまふくろうの家」「夢ふうせん」「たつのころうあハウス」「おのころの家」の活動報告。15分ずつですが、どの事業所も頑張っている様子でした。
そして講演は「兵庫セルプセンター」副理事長の山﨑さんの講演。兵庫県庁に行ったことがある方なら県庁2号館1階の喫茶でおなじみですね。初めてお話を伺いましたが、とても幅広く活動されています。デュオこうべにある「ふれいあ作業所」もここがやっていたんですね。
国や県の制度を熟知されていてうまく活用されていること、積極的に関係機関に提案をして自ら活路を広げていること、作業所同士の連携を図って質の高い製品を作っていること、福祉の視野にとどまらず「買ってもらえる物を」という消費者目線を大事にしていること、ビジネスの観点をうまく取り入れていること…などなど、聴覚障害者関係団体にも取り入れられそうな豊富なアイデア・技術・知識がたくさんありました。ただ、お話をもう少しかみ砕いていただけるともうちょっと伝わりやすかったかな、と。
「スウィーツ甲子園」なんて取り組みもやっていらっしゃいます。作業所が作成しているお菓子を競わせるというもの。他にも一般企業に複数の作業所のお菓子を置いてもらって売上がわかるようにしたり、何か商品に問題があればすぐに改善する取り組みをしていたり…今の時代は「福祉」「寄付の気持ち」に頼ってはいけないんだなぁ…と実感しました。
聴覚障害者を支援する団体なので、講演には当然手話通訳が付きます。そっちの方もやっぱりつい気になっちゃいますよね。なるほど、ああ訳すのかぁ、とか手の動きとか…今回は兵庫県内でも少ない男性手話通訳者が2名いらっしゃったので、参考にさせてもらいました。あんまりまじまじ見るのもアレ(手話通訳だから見られて当然なのですが)なので、チラチラと、ね。
「手話」や「聴覚障害」の世界もここだけにとどまらず、他の障害の例を参考にしたり、障害者関係だけではなく、企業や一般の良いところを取り入れて、”今”に合う運動、取り組みはどうしたら良いか、改めて考えないといけないと思いました。講師の先生は「ストーリーを作る」という言い方をされていましたが、「場当たり」(何かが起こって”から”)な対応ではなく、あらかじめ目標をしっかり設定して、どうしたら良いか、どこと連携したら良いか、身内ばっかりではなく手広くするにはどうするか…、先を見越す視野や知識が重要だな…と。そこ、聴覚障害・手話の業界ってとっても弱いと思います。さぁ、どうしたら良くなるか…。
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コメントありがとうございます~なかなか良い話でしたよ~。
業界にどっぷり浸かっていると見えてこなくなるものがあると思うんですよね…ホントに。
たつのころうあハウス!今度見学ツアーしましょうかw「たつのこ工房」って言ううどん屋さんもあるんですよ。
投稿: ウメ | 2013年5月13日 (月) 20時35分
お疲れさまで~す。行けなくて気になってたので、詳細報告うれしいですo(^-^)o
「ビジネス目線」は確かに大事でしょうね。消費者(=一般人)から見て、よく分からないとこ、あるなと思います。
たつのこハウス……知らなかった(汗)
投稿: たまご | 2013年5月12日 (日) 21時29分