手話条例 石狩市でも
聴覚障害や手話に関するニュースを時々検索しているのですが、今日発見したのがこちら。
石狩市 手話条例制定へ 全国初 学ぶ環境整備進める(北海道新聞)
【石狩】石狩市は聴覚障害者が暮らしやすい環境をつくるための理念などを定めた「手話基本条例(仮称)」制定を目指し、16日に聴覚障害者団体代表や有識者らでつくる検討会を発足させた。6月下旬まで条文づくりなどを行い、市は9月開会予定の定例市議会に条例案を提出する。可決されれば手話に関する全国初の条例となる。
条例は、手話を「通訳の手段」ではなく「言語」と位置づけ、聴覚障害者も市民も手話で会話ができる社会づくりを目指す。聴覚障害者が社会参加するための環境づくりも柱に据える。
市は20年ほど前から手話講習会を開き、1996年からは市役所に非常勤職員の専任手話通訳者を配置してきた。市によると、市内の聴覚障害者は約300人、このうち手話ができる人は推定で約50人いるという。<北海道新聞5月18日朝刊掲載>
手話条例といえば鳥取県で検討を開始したといううれしいニュースが入りましたが、それに続くものですね。全国初、というのは市町村レベルで、という意味でしょうか。何でも早けりゃいいってもんでもないでしょうけど、良いことを先駆けてしていただくのは素晴らしいです。
内容がどういうものになるか、気になりますね。「手話が言語」と位置づけられているのは障害者権利条約、改正障害者基本法の理念に基づいているということでしょう。
けどちょっと気になるの。手話通訳者としては。
1996年からは市役所に非常勤職員の専任手話通訳者を配置してきた。
「非常勤」かぁ~条例作るんだったらそこもしっかり正規職員でしてほしいですね。手話を言語として守るのなら、その通訳をする人のことも守って欲しいです。これ、かなり切実です。ただ、他の市町村では設置すらいない…いても週1回とか…全国的にもなかなか改善されません。むしろ正規職員だったのが非常勤・嘱託・人材派遣に変わってしまったり…と、人件費カットの波にのまれてしまっている気がします。
行政の予算も限られていますし、厳しいのはわかりますが、それはどうなのか…非常勤職員で手話が守られるのか、今一度、業界に関わっている人もそうでない人も考えて欲しいと思います。
手話条例といえば鳥取県で検討を開始したといううれしいニュースが入りましたが、それに続くものですね。全国初、というのは市町村レベルで、という意味でしょうか。何でも早けりゃいいってもんでもないでしょうけど、良いことを先駆けてしていただくのは素晴らしいです。
内容がどういうものになるか、気になりますね。「手話が言語」と位置づけられているのは障害者権利条約、改正障害者基本法の理念に基づいているということでしょう。
けどちょっと気になるの。手話通訳者としては。
1996年からは市役所に非常勤職員の専任手話通訳者を配置してきた。
「非常勤」かぁ~条例作るんだったらそこもしっかり正規職員でしてほしいですね。手話を言語として守るのなら、その通訳をする人のことも守って欲しいです。これ、かなり切実です。ただ、他の市町村では設置すらいない…いても週1回とか…全国的にもなかなか改善されません。むしろ正規職員だったのが非常勤・嘱託・人材派遣に変わってしまったり…と、人件費カットの波にのまれてしまっている気がします。
行政の予算も限られていますし、厳しいのはわかりますが、それはどうなのか…非常勤職員で手話が守られるのか、今一度、業界に関わっている人もそうでない人も考えて欲しいと思います。
« 240日間よけるぞ | トップページ | 20,000Tweet記念?まとめ »
「手話」カテゴリの記事
- 大宮アルディージャ 手話応援デー(2020.09.08)
- コロナ禍で手話(通訳)をどう上達させるか(2020.08.13)
- それは手話なのか…(2020.05.10)
- ウメの手話のクセ(2020.03.25)
- NHKさんのスポーツ手話CG なんですけど…。(2020.02.07)
コメント