上がった~上がった~電気代が~上がった
関西電力が5月1日から電気代を値上げしました。平均値上げ率は9.75%。つまりだいたい1割の値上げでございます。
関西電力はもともと原子力発電への依存が高く、昨今の原発事情によりかなり厳しい経営を強いられていたようです。厳しいといっても「総括原価方式」ですから、赤字にならないよう利益も計算された上での厳しい、ということでしょうけどね。どこが厳しいのか。
さて、ポストに入っていた値上げのお知らせには「火力燃料費の増加等により」という理由が書いてあります。んでもって詫びているわけですが、この辺りどのくらいまでコスト削減の努力をしたのかの説明が書いてありません。調達先を変えたりしてより安い燃料に切り替えたのか、人件費や余分な福利厚生は削減したのか、短い文章はありましたが、詳しくはなーんにも書いてありません。
んでもって「安全確保を大前提に原子力プラントの再稼働に全力で取り組むとともに…」との記載。ウメは個人的にはおっしゃる通り、現状では原発の再稼働は止むを得ないと思っています。繰り返しますが福島第一の管理がおかしすぎただけで、東北電力の女川原発では事故は起きていません。もちろん、核のゴミなどの大きな問題はありますが、じゃあ替りになるエネルギーはどこから調達できるのか?再生可能エネルギーはそんなにすぐ沸いて出てくるもんじゃありません。火力発電所も今メンテナンスを限りなく少なくして最大限で動かしています。電気は「足りている」のではなく、「足らせている」状態です。
おっと話がそれました。
んでもって「国に申請した料金より値上げ幅が抑えられました」となんか頑張ったかのような書き方。しらんがな。で、いろいろなプランでどのくらい上がるか、が書いてありました。ウメが契約しているプランだと「時間帯別電灯」なので書いてある通りだと869円値上げ。ウメは一人暮らしなのでもう少し下がるとはいえ、上がります。
国の認可があったとはいえ、利用客個人個人は「うん」と言ったわけではありません。ウメも電気に頼った生活をしているので偉そうなことはいえませんが、2年前の震災・そして原発事故がなかったら、こういった電力供給の独占化や総括原価方式の闇は明らかにならなかったでしょう。一気に民営化して!とは言いませんが、地域独占を止めることと発送電の分離は速やかにするべきです。そうすればコストはもっと下げられるはず。ただし質を下げることなく…。
難しい話になってしまいました。結局文句を言って値上げを受け入れるしかないわけですが、ねぇ。電力会社が全て悪い、と言っているわけではありません。現業の方は本当に毎日頑張っておられると思います。やっぱり経営陣か…。
ちなみに今回の電気料は6,310円でございました。昨年同月比より12.1%マイナス。せっかく節電してるのに値上がったら結局払う値段はあんまり変わらないんですよね~。さて、もっと節電するには…やっぱりテレビを付ける時間を短くするしかないですかね。しょーもないテレビを見ていても仕方が無い。相変わらずテレビでは「節電にはテレビを消すのが一番効果的」って言わない(言えないんでしょうが)ですし。
できることから節電しましょう。
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