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2012年11月28日 (水)

刺激を与える

あるとき、「ウメさん、『刺激』って手話表現どうします?」って聞かれました。刺激かぁ…とりあえず腕を針でチクチク刺せる感じ表現したあとに前後の文脈を聞きました。単語の表現を聞かれたときには、だいたい文脈(例文)を聞いてから答えるようにしています。答えるというか「自分だったらどう通訳するか」という意味です。   
   
話はいきなりそれますが、「聞こえる人は手話を教えてはいけない」という考えが一部の方にあります。聞かれても「ろう者に聞いてください」と言わなければいけないそうです。皆さん、どう思いますか?言わんとすることはわからないではありませんし、ネイティブに教わった方が良いに決まっているのもわかります。が、本当にそれで良いのでしょうか。(帰国子女とかそういう事情はおいといて)日本人が英語を教えてはいけないでしょうか?聞こえる人が手話を教えてはいけないでしょうか?   
   
全ての場合で「NO!」ではないと思います。当事者のろう者をほっぽらかしてorないがしろにして鼻高々で教える…残念ながら結構な数でそういう残念なことをされている手話通訳者&聞こえる講師もいますが、「言葉は使い手に縛られるものではない」と思っています。他の言葉や生活習慣、環境によって影響されるものだと思いますし、それが受け入れられることがあっても良いのでは、と。逆に(あえてこう書きますが)書記日本語が第一言語ではないろう者は、ろう(に限らずですが(の子どもに日本語を教えてはいけないのでしょうか?   
   
と、問いかけたところで話を戻して、「刺激」について。文脈は…   
   
「(引きこもりがちにならないように)日常生活に『刺激』与えるために出かける」    
   
これを日本語の得意ではないろう者に手話で話す場合、針でチクチクしちゃいけませんね。さて、どうしましょうか。上記の文だけでは背景や相手のことが分からないのでこれ!といえる正解はありませんが、どう翻訳したら良いですか?   
   
もう一つ。   
   
「時間に『余裕』があったらもう一軒買い物に行きましょう」   
   
の「余裕」(「余裕があったら」)。これも状況や前後の文脈で変わってくると思いますが、どうしたらわかりやすいでしょうか。   
   
一応日々こんなことを考えながら生活していますが、肝心の本番で思いっきり日本語通りのことをやってしまうこともあり、いくつになってもひびしょうじんあるのみだなぁと思うのであります。

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