8/23 リアルタイム手話通訳ポイント(下)
アメリカで西ナイル熱流行。「ナイル」という地域の手話は(あるんでしょうが)日本では確定されていないようなのでここは指文字で。アメリカで大量発生している蚊を媒介して広まっているとのこと。人から人へうつることはないそうですが、アメリカから帰国した人は気をつけてください、ということでした。
特集は宇宙ステーションにいる星出彰彦さんとの交信。生での交信ではなく事前録画でしたが、星出さんが宇宙で活躍されている様子が手に取るように分かりました。「宇宙の黒さが怖かった」「(4年前にも宇宙に行っているので)家に帰って来た感じ」「地球は本当に美しい」など、子どもの頃から宇宙飛行士になりたかったという星出さんの気持ちややりがいがひしひしと伝わってきました。
宇宙ステーションの様子「ロボットアーム」・「太陽電池パネル」を解説してくれるのですが、これは文字じゃなくてなるべく図像的表現(いわゆるCLってやつですね)でやるように心がけました。そして世界初の小型衛星(手のひらサイズって言ってましたがもうちょっと大きいくらい)をこれからどう活用していくか、災害の予想などに使われるだろう、ということでした。星出さんは最後に「自分を通して宇宙をもっと身近に感じてほしい」と締め、満面の笑顔でした。この方本当に宇宙が好きなんだなぁ…と、手話通訳をするときもこれをしっかり伝えなきゃなぁと実感いたしました。
その他のニュースの中から…
サイバー攻撃増加で対策強化へ
防衛関連企業などへのサイバー攻撃が増加していることを受け、警察庁は、情報セキュリティー会社に対策の強化などを呼びかけている。サイバー攻撃の一例として挙げられているのが「標的型メール」だ。今年2月、防衛関連の企業などに取引先職員に成りすましたメールが届いた。添付されたファイルを開くと、アメリカの不審な接続先と勝手に通信する仕組みになっていたという。企業などへの標的型メールは、今年の上半期だけで552件確認されている。不審な接続先の36%は中国だ。企業などの機密情報を盗もうとした可能性があるとみられている。
いきなり「防衛関連企業などへの…」と言われて聞き取れず、しまった!「サイバー攻撃」、難しいですね。特徴的なのが上にもある「標的型メール」だそうです。こういうIT関連の話題も多く出てくる報道ステーションですが、手話が追いつかない。音声日本語でもなじみがないくらいですから、まだまだ難しいのかもしれません。
もう一つ…
「富岡製糸場」世界文化遺産申請へ
政府は23日、群馬県の「富岡製糸場と絹産業遺産群」を世界文化遺産に登録するようユネスコに推薦することを決めた。富岡製糸場は1872年に設立された官営の製糸工場で、推薦の理由として、「世界の絹産業の発展に重要な役割を果たした」ことなどを挙げている。また、去年、世界文化遺産に登録された岩手県の平泉について、前回は除外となった柳之御所遺跡などの追加登録を目指すことも決まった。2014年の夏に、世界文化遺産に登録されるかどうかが決まる。
わー社会の授業で習いましたよ!「富岡製糸場」!って喜んだのもつかの間、上の文章がさらさらと読まれていくので追いつくのが大変でした。「絹」の手話…復讐しておきます。
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