青年のつどい
場所を京都駅前に移しまして「青年のつどい」に参加しております。今回のテーマは「3・3声明から学ぶべきこと〜」
ホールが人でいっぱい。前の方に何とか座れました。最初は講演。続いてパネルディスカッションです。
3・3声明、ご存じでしょうか。昔、京都府立聾学校の生徒会が授業をボイコットし、府の協会と合同で出した声明のことです。
話し合いをしても聾学校の先生にまともに取り合ってもらえず、差別的な対応を受けた生徒達が、自分たちで動きました。
かつて差別はハッキリとした形で表れ、それに対して団結して要求し、改善していく…それが運動のあり方でしたし、今まではそれで良かったのだと思います。
さて、今はどうでしょうか。目に見える差別は減ってきました。しかし、ニーズが増えることによる新たな困難、そして考え方の多様化、技術の発展による不便の解消(これはいいことでもありますが)…。
そして本当に差別はなくなったか…、どこまで配慮すればいいのか、聴覚障害者のことだけ考えていればいいのか…思うことはたくさんあります。
「温故知新」(古きをたずねて新しきを知る…だったかな)ということばがある通り、昔のことはしっかり学ばないといけません。
それをそのままやるのではなく、今の時代に、ニーズにあった運動(「運動」という言い方も正しいのかわかりませんが)に変えていかなければならないと思うのです。
手話通訳もそうですが、運動を担う若者がなかなか増えません。以前のような人数にはならないのかもしれません。
が、何かしらできるはずですし、した方がいいと思うんです(「しなければならない」とはあえて言いません。関わらないのも個人の自由。だからって批判されるべきことでもありません)。
今回のつどい(大会)は、こんなことも考えつつ、出会いや再会も喜びつつ、小銭を稼ぎつつ(笑)、楽しく過ごしたいと思います。
夜は明日のリハーサル。本番でトチらないように張り切ってやりまーす。
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