手だけじゃない
先日、手話のことをほとんど知らない友達に、Facebook経由でブログを見たという話をされました。手話は「NHKのテレビとか右下の丸いところにいる」くらいしかない認識の人です(悪いと言いたいわけではありません)。
ウメの手話を見て、「何を言っているかはさっぱりわからなかったけれど、手話って手だけじゃなくて表情も伝わるし豊かになるんだね」「楽しそうなことをしゃべっているときは楽しそうな顔だし、悲しそうな時は暗くなるし」「感動した」と感想を言ってくれました。
まぁウメの手話が上手いか下手か、表情が自然かどうかはともかく、見てもらえたこと、そして少なくともプラスの感情を持ってもらえたこと、とてもうれしく思いました。自分は手話を第一言語としては話さないけど、手話に関心を持ってもらえたこと、手話通訳を少しだけど尻手もらえたこと、こういう時がブログ・手話動画をやっててよかったな、と思います。
「同じ日本人なのに相手が何を言っているかわからない」(意味不明ことを言っている、のではなく、物理的?に)という経験を、自分を含めて聞こえる人たちはすることがほとんどありませんよね。手話動画を始めたのは、手話を使う人に自分のことや思いを知ってもらいたい(というよりは、他の日本語の記事と同じような感覚)という意味もあるのですが、逆に手話を知らない人がウメが顔出しでなんか手を動かしているのを見て何かを感じて欲しい、というのもあるんです。
家電・電車・スマホ・パソコン・ニュース…何かのキーワードでたまたまウメダスに来て、そしてたまたま動画を見てもらって、ん?何だ?手話だ!と思ってもらえるように。あれやこれやと能書きをたれたり、こういうものだと語るのも良いですが、まずは「見て!見て!見て見て見て(マーフィー岡田風)」です。
そこで「わからん」で終わってもいいんです。自由ですからね。でもその「わからん」という思いを、聞こえない人は日々感じさせられていること、手話というものが身近にあること、手話を使う人がいること、手話通訳という仕事があること…+αで何か気づいてもらえたら…シメシメ、やってたかいがあったというもの。
そんな勝手な思いにどストレートにギュギュンってくる感想をもらえたのでうれしくなってこんなに書いちゃいました。うぬぼれないように気をつけます。今後ともよろしくお願いします。
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