救急の日
今日は9月9日、9が並んでるから救急の日です。
お昼に話してたのですが、ろう者が119番(ファックスかメール)したら自動的に手話通訳の依頼がくるシステムになっている…という地域があるかと思います。
しかし、救急の時は手話通訳が付くけど消防の時は付かない…なんて場合もあるそうです。そもそも両方付かない制度だったら不十分ですが…。
確かに消防の通報では手話通訳がいなくても火を消せばいいじゃないかと思うかもしれませんが、やっぱりどういう状況かはちゃんと通訳がいないと伝えられないですよね。
ウメは消防の通報をしたことがないのですが、通報者に説明とかあったりするんでしょうか。
救急じゃなくて警察の話になりますが、ろう者が交通事故の当事者になった場合、どう考えても手話通訳が必要になります。
先日、制度があるのに警官の認識不足で差別的な対応をとられた川崎市の事例がありましたが、そもそも警察を呼んだ時に手話通訳を自動的に手配してくれる体制があるのか、と。
話を聞く範囲ではろう者が知り合いの通訳者に自分で依頼する例が多いらしいです。制度上、緊急の派遣ができないのはやむを得ない場合もあるかもしれませんが、だからって本人任せにしてしまっていいのでしょうか?通訳者も何の立場でどうやって責任をとるのでしょうか?
そこはやっぱり制度の範囲でカバーしなければならないところだと思います。言うのは簡単、実際に実現するに困難な事情もあるかもしれませんが、しっかりしている地域の成功例を参考にして少しずつ制度を広げていくしかないのかな…と。
自分の地域について振り返り、情報交換をし、改善を求める…地味ですがやりつづけていかないといけないですね。もちろん、臨機応変な対応も、です。
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