視聴覚
「視聴覚」という言葉を聞いた時に思い浮かべるのは「視聴覚室」でしょうか。
障害の分野においては「視覚」と「聴覚」は全然違う分野ですよね。どちらも情報障害と言われることもありますが、それぞれの専門は別ですし必要な対応も別になります。が、こと障害の分野で「視聴覚」とひとくくりにされることもあります。「視聴覚障害者センター」も各地にありますしね。
それ自体が悪いことではないと思います。合理的になれるところはそうすればいいですし。しかし、障害者のことをよく知らない人の一部に結構「視覚」と「聴覚」をごっちゃにされてしまっている例を見うけられます。たとえば「視覚」に詳しかったら「聴覚」にも詳しいとか。そういう問い合わせも来たりします。さも知っていて当然のように聞かれると困っちゃいます。視覚と聴覚の療法の障害を持った「盲ろう者」のことは当然勉強しなければいけませんし、視覚障害者のことを知らなくて良いとか理解しなくていいと言いたいわけではありません。
が、基本的には違うことを知って欲しいと思います。こちらからすれば「全然違うやん」って思いがちなのですが、世間的な認識は(イヤーな言い方をすれば)「視聴覚室」レベルのままなのかもしれません。
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