これからが大事
今日、枝野官房長官が記者会見で障害者基本法の改正案が閣議決定されたことについて「手話を言語として位置づけることができた」と話しました。
業界にとっては大きな進歩ですし、これは当事者団体や関係団体が長い間運動してきた成果になると思います。
まだ法案が通ったわけではないので、手放しでは喜べないですが、官房長官が手話について発言したこと自体が(その隣に手話通訳がいたことも)大きな一歩ですね。
ただ、障害者基本法は「理念法」で、具体的にそれを守らなかったら罰則があるとかいうものではなく、概念を定めているもの。
それを現実の社会生活にどうやって生かしていくかを見守り、時には自分達で変えていくのが一番大事で、大変なのかな、と感じました。
言うのは易し行うは難し…なんて言葉もありますし、「法を変えました。良かった。ばんざーい」だけではダメでこれからが踏ん張りどころでしょうね。
なんて他人事みたいな書き方をしてしまいましたが、「手話」については当事者の端くれのウメとしても、できることはやらないといけないな、と心新たにしております。
不謹慎発言かもしれませんが、震災をきっかけに官房長官会見に手話通訳がついたからこうなったのか…なんて邪推もしちゃいますが、とにかく良いことは良いこととして受け止めて、これからの活動のエネルギーにしていったら良いですよね。
ただ、複数の党が「うちの党が働きかけたから記者会見に手話通訳がついた」って今さら偉そうに言っているのは気にくわない感じです。ならもっと前からしなよ、って言いたくなっちゃいます。
政治ってこんなもんなんでしょうけどね。
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