伝えるのって難しい
聞こえない障害がどういうことなのか、日常生活でどういう不便があるのか、今国や地方自治体が行っている施策は何で、どこに向かおうとしているのか…。
これを伝えて興味を持ってもらうことは難しいことです。自分たちは当たり前だと思っていても、それを一般の人に伝えるときにどうやったら伝わるか、わかってもらいやすくなるか。正直なところを言うと自分も聞こえる人間なので、聞こえない人の環境というのはわかりません。わかったつもりになるわけではありませんが、一緒に活動する者としてどうやってこれを伝えるか…。
とは悩みつつ、言わないと何も始まりませんので、とりあえず発信しないといけないと思います。昔は、何かこう、目に見える大きな相手がいて、それに皆で立ち向かっていくという図式でしたが、今はその相手が潜在化し、さらに小さく、数が多くなり、こちらも一致団結とはいかなくなっている状況…それは時代の流れなのかもしれません。ここでまた昔のように大きな相手を作り上げるのが良いか、モグラたたきのように小さな相手に対応していくか…どこかにつながりはあって、根っこの部分はあるはずなんです。
それを探してよっこらせって引っこ抜くために活動を、そして伝え続けなければいけないのかもしれませんね。
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