片手で電話通訳
今回は電話通訳(手話ですよ)について。
事務所で電話通訳をする時はヘッドセットを使って両手をフリーにできる環境があります。
が、事務所以外や出先での通訳の場合はヘッドセット(イヤホンマイク)なんてハイテクノロジーなものはないことが多いです。
携帯電話用のイヤホンマイクは比較的安く売られていますが、固定電話用のヘッドセットってなかなか売ってなくて、さらにあっても高いんですよ。
さっそく話がそれましたが、どうしても受話器を使って電話通訳をする時…。
首を曲げて肩で挟んで…なんてことしていませんか?ダメですよー。ろう者の皆さんも通訳者が受話器を肩と首で挟んでいたらぜひ止めてくださいね。
じゃあウメはどうしているかというと、堂々と片手で(左手で)受話器を持って、右手だけの通訳にしています。
ろう者の皆さんにとっては見づらいことは百も承知なのですが、そこは手や口の動きを大きくする、非手指動作を大げさめにする、通訳のテンポを調整する、などしてできる限りの情報を伝えるようにしています。
やっぱり大事なのは、電話なので相手の顔や様子がわからない=会話のタイミングに気をつけることですね。
同時に話し始めたり、話の終わりなのか続くのかわからなかったり…話の変わり目の時などは、相手の話を聞きながら(表現しながら)手話を読み取って発言する…なんてとんでもないこともやらかそうとしてしまっています(できているかどうかは別にしてくださいm(_ _)m)。
電話だけじゃなく、通訳一つ一つがどれも大事ですが、状況に応じてどう判断してどう通訳するか、正解なんてものはありませんね。
曖昧なまとめをしつつ今日はいつものテレビの通訳に行って参ります(^-^)/~~
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確かに普通の会話の時は聞き手メインですが、通訳はやはり両手を使いますよ〜。
電話の時にしっかり「片手モード」に移行できればいいんですが、「両手モード」のまま片手でやると、情報が落ちるんですよね。
第一言語じゃない通訳者が陥りやすいパターンかもです。
投稿: ウメ | 2010年10月12日 (火) 23時49分
ろう者は片手の手話が読み取り難い事はないと思うよ
自分は普段も両手より話しの半分以上は片手で話す事が多いから
通訳時も普通に片手でやってたけど、普通は違うの??
投稿: ☆partner♪ | 2010年10月12日 (火) 19時52分