寄らないで&すいません
まず、これが全ての人に共通するわけではないということ、違うからといって良いとか悪いからとか言いたいつもりなんてさらさらないこと。あぁ、そんなもんなんだと思ってくださいませ。
さて本題。
ウメが風邪気味だということを伝えると、ろう者の多くは冗談交じりに「寄らないで」「うつる~」というリアクション。これがまたおもしろいんです。でも聞こえる人どうしだったら、仲が良くても「寄らないで」っていうリアクション、あまりやりませんよね。これが何とか文化だ~理解すべき!というつもりはありませんが、違いがあるなぁ~と。
んでもって、何かで店員さんを呼ぶ時に聞こえる人が発する「すいません~」。別に詫びるようなことをしているわけじゃないんですが、そういうもんなんですよね。これも何とか文化だ~理解すべき!というつもりもありません。だからといって、これをそのまま手話にしてろう者を呼び止めるときに「すいません」って言ってはぁ??な顔をされても仕方がないわけです(わかる方もいらっしゃいますけどね)。
手話を勉強する人、手話通訳をする人は「手話の技術」だけではなく、ここらあたりの違いを受け止められると、とっても上達が早くなる…というか、むしろこういうことを感じ取る機会はとっても大事だと思います。それによって、自分の行動パターンを見直すいいチャンスにもなれますし、視野も広がると思いますよ。そればかりだと「だから何?」と言いたくなってしまうので、そのあたりはあくまで自然に…。
ただし、相手に不快を与えないっていうのが大事です。これが自分たちのやり方だから!と主張するだけでは何にも生まれないと思います。あれ?理解されてない?と思ったら説明して、聞く方もそれをまずは聞いてみる(手話だと見る、になりますね)。そうするとお互い発見があって楽しいですよ~。
今日の「寄らないで」のリアクションがおもしろかったので思いつきで書きました。というわけで、風邪にならないようにたっぷり食べてたっぷり寝ます。
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