Twitterで要約筆記
140文字までもつぶやきを投稿できる「Twitter」。最近利用している人も増えているようですが、そのシステムを使って聴覚障害者へ情報保障しようというプログラムが開発されたというニュースを見つけました。
ツイッター、聴覚障害者にも 要約筆記、瞬時に発信
発信者側はこのソフトを用いて、要約筆記に使うツイッターの投稿者名(アカウント)をあらかじめ指定。複数の要約筆記者の入力した内容がこのアカウントに表示されるよう設定したうえで、聞き取ったイベントの内容を短文で次々に投稿する。聴覚障害者は携帯電話などで、このアカウントを指定して一連の「つぶやき」をフォローすれば、情報を受け取れる。特別な設定の必要もない。
距離を気にせず、大勢に同時発信できるため、屋外のスポーツイベントでは場内アナウンスのように使える。講演会や演劇では主催者の許可を得られれば、どの座席でも利用できる。広い会場に複数のブースがあるフェアなどで、ブースごとに告知する使い方も可能だ。文字画面が次々に更新されるスクリーンと違い、受け手が前の情報をさかのぼれるのも利点だ。
(記事より引用)
こういう発想、すばらしいと思います。確かに、ネットにつながっているパソコンやスマートフォン、携帯電話があればどこでも情報保障できますね。さらに遠隔地からでも要約筆記ができる、ということですよね。
この方のホームページ(ソフトのダウンロード)はこちら。「ITBC2」というソフト(HP内では「Broadcaster」という表示にもなっています)で、要約筆記を無線LANで飛ばしてPSPなどで表示するもの。これをTwitterにも応用したわけですね。すごい。こういうプログラムが作れる人って尊敬します。ウメは使うばかりで作る方はダメでございますので。
要約筆記の業界ではきっと大変有名な方なのでしょう。ウメは恥ずかしながら今回のニュースで知ることになりましたが、是非お会いしてみたい方です。ソフト作れるってすごいです(いやこれホントに)。
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>ぽくぴょさん
やはり有名な方なのですね。手間も時間もかかるのにフリーで公開するっていうのは、このソフトの制作者だけに限らず、本当にすばらしいことだと思います。この謙虚さを見習わなければ…。
>sanaさん
手話通訳として活動していても、要約筆記の情報ってなかなか入ってこないですね、同じ情報保障ですから、もっと知らなければいけないと思います。
投稿: ウメ | 2010年7月24日 (土) 19時16分
確かに、かなり有名な方ですね。
一度お会いしたこともあります。
(向こうは覚えてないと思いますが)
うめだすさん、いつもいい情報をありがとうございます。
投稿: sana | 2010年7月22日 (木) 00時54分
要約筆記の世界では有名ですね。
IPtalkの制作者といい、この方といい。
すべてボランティア。
このプログラムを考えても、フリーソフトで配信!
なくてはならない存在です。
でも、みなさんとても腰の低い方々です(笑)
投稿: ほくぴょ | 2010年7月21日 (水) 23時23分