手話で金を取る
手話通訳者として生きていく以上、お金をもらわないことには生活できませんし、それ相応の技術が提供できれば応分のお金はもらうべきだと基本的には考えているウメですが…。
現在の日本では、手話通訳をしても残念ながらお金が発生することはありません。(例外があるにせよ)当事者から取るわけにはいかないですし、じゃあ誰が払うのか…となると難しいところです。
ここ最近、手話を教えたり通訳をしたりして安易にお金を取っている団体の話を聞きます。ここでのポイントは「安易に」という部分。知らないことを利用して…とまでは言いませんが、その提供しているものが本当に価値のあるものなのか、安ければ提供するものの質が落ちてもかまわないのか…。
一般社会に「手話」や「手話通訳」がまだ認知されているとは言えないこの状況で、「手話で金を取る」ということには、当事者がもっとも慎重にならないといけないところ。ただし、何でも無料…ってわけにもいかず(ウメも食べていけない(^_^;))、そこをどう調整していくかがカギになってきそうな気がします。
手話通訳もれっきとした専門技術ですから、もっと認められて、より良い待遇で通訳できる環境が広まって欲しいですし、自分たちで広めていかなければいけません。
それを目先の利益やら安っぽい「自立を促す」とかいう言葉で金を取ることは良くないのではないかと思います。本人同士が納得をしていればそれでいいのか、良いかもしれない。
後々、聴覚障害者や手話通訳者自身の首を絞めることのないように、活動していかなければいけませんね。
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