外交の場での通訳のミス
日韓外相会談後の共同記者会見で、こんなことがあったそうです。今年は日韓併合100周年に当たる年だそうで、それに岡田外務大臣が言及した時のことだそうなのですが…。
また、共同記者会見で同時通訳を担当した日本側の通訳が岡田外相の「民族の誇りを傷つけられた出来事」を「アイデンティティを奪われた惨憺たる出来事」と通訳するミスがあったことが、会見終了後の確認で明らかになった。通訳のミスは、深刻な外交問題に発展するものではない小さなミスで、ハプニングで終わったが、韓国の外交関係者は、外相会談という重要な席でこのような通訳上のミスがみられたのは外交慣例上、理解に苦しむとの見解を示した。
うーん。通訳をしている立場からすれば、それくらいは見逃してあげようよ…と言いたいところですが、外交の場だと一字一句が大事になってくるのでそうも言っていられないんでしょうかねぇ。こういう国関係の通訳だと、万全の体制で臨んでいるんでしょうけれども、それでも通訳は人のすることですから、どうしても間違いが出てきても仕方ないと思ったりします。
間違えようと思ってやっている訳ではありませんからね。
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