中間駅はどうなる?
2025年の開業を目標に計画が進められているリニア新幹線について、東京~名古屋間でリニアが通るとされている4県(神奈川・山梨・長野・岐阜←ルートにも寄るそうですが)の各自治体でリニア新幹線の駅の誘致合戦がにわかに始まっているそうです。JR東海は今回のリニア新幹線の建設費について、始発駅と終着駅以外の費用は想定しておらず(それでも5.1兆円と膨大な金額なのですが…)、それ以外に途中駅を設ける場合は、各自治体に負担をお願いする、としています。
東京~名古屋(いずれは新大阪)間について、現在通っている東海道新幹線の代わりに首都圏と中京圏、関西圏の速達性を重視するというのであれば、中間駅はいらないということになりますが、それでは県をぶった切られてしまう各県もだまっちゃいないようで、各地で設置推進協議会やら誘致委員会やらが設置されて、誘致活動が始まっているとのこと。2025年といったらあと16年も先のことなんですけどね。
「リニア新幹線の中間駅はどうなる?4県9地域の実現性を検証」というページでは、各4県でそれぞれ設置がされるかもしれない地域について図入りで実現性を検証しています。JR東海さんでも、各県1駅設置は常識的、という意見もあり、どうやらその辺で落ち着きそうとのこと。じゃあそれぞれの県でどこに設置するか、コリャ大変です。
そのうち、神奈川県ではJR相模原駅になるだろう、と想定され、長野県ではそもそも市街地を通るかどうか分からないということで出遅れた、と書かれてあります。山梨では必死な誘致合戦、岐阜は中津川辺りだろう、とのこと。まぁまだ駅を作る!という段階ではないのですが、各自治体はもう必死なんでしょうね。「おらが街にリニアを!」という感じでしょうか。
でも一駅設置するのに数百億かかるそうで、各自治体は「財政は厳しいが出来るだけ検討したい」との姿勢。リニア駅の数百億と、手話通訳の数百万…はかりにかけるものではないでしょうが、なんだかお金の価値って不思議ですよね。
いずれにしても、誘致するだけして誰も乗り降りしない…なんてことだけはやめていただきたいです。あんな駅のように…。(駅名は自主規制)
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