手に頼りすぎない
手話と言えばその名前の通り手で話す言葉なのですが、ウメが最近思うことは「手話だからと言って手の力に頼りすぎないこと」。
もちろん、手は動かすのですが、必要以上に手の形や動きばかりにとらわれないのが大事、というか、肩が凝らない秘訣なのかなぁと思います。もちろん、判別できる必要最低限の区別は必要ですが、そればかりにこだわりすぎて表情や非手指動作が目に入らないようでは困りますし、自分が表現するときも手に力を入れすぎるとたいてい通じません。
手話を学び始めた学習者は、手話は手の動きだけではないと教わっているものの、手の動きや形にとらわれすぎて手話のリズムやテンポなど、ろう者が自然にできる大事なところが表現できないような気がするんです。そこから抜け出すことができれば、またはもともとできる人であれば、手話の習得はスムーズに行くんじゃないかなぁ・・・と思います。
ウメがたまにやるのですが、両手に荷物を持っているときにろう者に一言何かを伝えたいとき、口話(口形)だけであえて伝えることがあります。それが相手にどう思われているのかわかりませんが、ウメ的には違和感なく通じているなぁと思ってしまっています。なんだろう、うまく伝えられないのですが、口話の押しつけではなく、手に限らないろう者とのコミュニケーション方法の1つと言うか・・・。
ウメはそうやって心がけている・・・ずっと頭に入れているわけではないのですが、往々にして手話の手の形や動きがヘンだと言われますので、もっと手に神経がいかないといけないのかもしれません。そうしないと美しい手話通訳はできないのかもしれませんねぇ。でも美しくなくてもろう者が読み取りやすい手話表現、聞き取りやすい日本語が話せればそれで・・・それも含めて「美しい」って言うんでしょうね。
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そうなんです。(仲の良い)ろう者と顔だけで済ませる会話って結構多いんですよね。
投稿: ウメ | 2008年5月11日 (日) 13時21分
うちは聴と聾の夫婦だからかもしれませんが………
家の中では”顔だけで”済ませる会話って結構多いですね………
投稿: ○ | 2008年5月 8日 (木) 23時34分