クレオソート
0お腹を壊したときに重宝するお薬の代名詞と言えば正露丸。ラッパのマークの大幸薬品のものが有名ですが、大幸薬品が商標は取っているものの、他の製薬会社も同じように「正露丸」として発売していることもありますよね。固有名詞のようで一般名詞になっている大衆薬の代名詞として知られています。
あのものすごい匂いがきっついのですが、いかにも効きそうな感じですよね。ウメも子どもの頃よくお腹を壊していたので、その都度飲んでいました。お母様が「正露丸飲んどきな!」と冷たく言い放つので、匂いに耐えながら正露丸を飲み、そしてその後に熱い番茶をすすっていたものです・・・。かく言う母もたまにお腹を壊した時は同じように正露丸を飲んでいたので、ウメ家は比較的正露丸の匂いのすることが多かった家庭だと思います。
さて、この正露丸。効能は・・・
下痢、消化不良による下痢、食あたり、はき下し、水あたり、くだり腹、軟便に効能がある。
おもに胃や腸の調子を整える。
歯髄炎による虫歯の痛みにも効能がある。
ということです。いつも気になるのですが、最後の虫歯にも効くとされている効能。これは虫歯をあの恐ろしい匂いでやっつけるわけでもなく、痛み止めということですよね。一度試しにやってみたのですが、あれ歯に詰めるというのはまた別の地獄が始まるような気がするんですよね・・・。
さて、この正露丸。主成分は「日局クレオソート」というもの。そういえばウメの祖母は正露丸のことを「クレオソート」と呼んでいましたねぇ・・・。というわけで、クレオソートとはどのようなものか、Wikipediaで調べてみました。
日局クレオソートは、 ブナなどを乾留させる際に水蒸気とともに留出する油層(木タール)を蒸留して得られる、淡黄色で燻製のような臭いのある油状の液体。日本薬局方に収載されていることから、クレオソート油と区別するために「日局」をつけて呼ばれる。木クレオソートともいう。 多環芳香族炭化水素はほとんど含有せず、木材中の糖類などが熱分解して生成した環状ケトンなどを含有する。正露丸などの鎮痛服用薬として用いられている。
なるほど。ブナから出来ているということで、自然のものなんですね。いかにも科学的なにほひがしますが、自然のパワーということなんですね。いやーすばらしい。実家から出てしまいましたし、お腹を下すことも少なくなったので、飲む機会は減りましたが、偉大なるお薬は大事にしないといけませんね。
« D905ゲット?その2 | トップページ | 10色インク! »
「勉強します!」カテゴリの記事
- 勤労感謝の日(2018.11.23)
- コインランドリー(2018.07.15)
- Googleドキュメントで音声入力→文字起こし(2018.07.20)
- 埼玉の地図(2017.07.11)
- えいごのべんきょう(2017.06.13)
>犬さん
赤玉ストップ・・・聞いたことないですねぇ。ストッパとは違うものですよね。富山のお薬は効きそうですよね。
>ristaさん
えぇーそれで虫歯が治るのですか?痛み止めですよね。ウメもできませぬ・・・。
投稿: ウメ | 2007年12月10日 (月) 21時11分
うちの父は歯医者嫌いで、実際に正露丸を半分にして、虫歯のところに詰めていましたよ…。
歯医者に行くよりマシだったようです。
うちも歯医者嫌いですが、さすがに真似はできませぬ…。
投稿: rista | 2007年12月 9日 (日) 23時44分
そうだったのね「正露丸」!!
でも我が家では「赤玉ストップ」。これさえあれば…、です。
旅行のお供に、受験にもお守り代わりに携帯させてます。
この前広貫堂の薬資料館では赤玉ストラップも売られてました。
漢方薬の便秘薬と下痢止めでは同じ原料が含まれているらしく
要は整腸剤の働きがあるんだって。
「薬の富山」に是非いらして~。薬膳料理もありましてよぉ~!!
投稿: 犬 | 2007年12月 9日 (日) 21時13分