ろう者は倒す
テレビで官公庁の会議やフォーラムの場面が写ったりするときに、参加者のところにペットボトルが置かれていることが多くなりました。昔は水差しだったりしたと思うのですが、ペットボトルの方が手軽で良いですよね。そのまま飲むこともできますし、万が一倒してしまったとしても蓋がしてありますので飲み物がこぼれることもありませんし。
ウメも仕事などでろう者の会議に居合わせることが多いのですが、そのときに面白いことを発見したのです(ってたいしたことではないのですが)。会議が進むにあたってペットボトルが倒されていくのです。たとえば自分たちで持ってきたペットボトルもそうですし、主催者が用意した大きめのペットボトルの場合もテーブルの真ん中に倒されていることが多いです。
倒した方が手話を見る邪魔にならないからなのでしょうが、聞こえる人はある種会議の発言者を見なくても会議は成り立ちますが、ろう者の場合は見ないことには始まりませんから視線の邪魔になるようなものは倒すんだなぁと思ったわけです。聞こえる私たちにとっては意外でしたが、ろう者にとっては当たり前のことなのかもしれませんね。
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>犬さん
確かにあのたぐいのものはすぐにずらされますね。ろう者にとっては自然の動きなのかもしれません。
>メグさん
話に夢中になるとつい手が当たったりするのかもしれません。こういうのは口だけでしゃべる聞こえる人には気がつかないポイントかもしれませんね。
投稿: ウメ | 2007年7月10日 (火) 20時00分
そう!サークルが終わってから、喫茶店等に行っておしゃべりするときに3回に1回くらい誰かが注文品をこぼす。あるいは聴者が失敗する事もあります。そっと注文品を手話語りをしているろうあ者から離すこともありますが。。。気を利かせたつもりで。。。でもこのような失敗を繰り返しながら仲良くなって行った気がします
投稿: メグ | 2007年7月 9日 (月) 23時56分
ファミレスでもテーブルの真ん中にメニューやナプキン等あると
ろう者は席につくなりずらされますね。
まずは目の前から『バリアフリー』といったところでしょうか?
投稿: 犬 | 2007年7月 9日 (月) 19時19分