耳と口が不自由?
聴覚障害者のことを時々丁寧な言い方をしようとして「耳の不自由な方」と表示しているところは結構ありますよね。
K先生のブログで「耳の不自由な人とろう者」という記事が載っていましたが、ウメが気になるのは「耳と口が不自由な方」という表現。
ウメはろう者ではないのですが、すんごく気になるんです、この表現。「耳が不自由」という言い方ならまだわからんでもないが「耳と口が不自由」って・・・。もちろん、表記する側からすれば悪気もなく「発音があまりできない(もしくは音声で話さない)」と言う意味で「口が不自由」という表現にしているのだと思うのですが、口はなんら不自由ではないですよね。
百歩譲って(なぜウメが譲るのかわかりませんが)「声が不自由」ならニュアンスがわからんでもないのですが、聴覚障害者やろう者は決して「口が不自由」な人では無いと思うのであります!
こういうところを丁寧に表現しようとして逆に失敗するいい例だと思うのですが、いかがでしょうか。それもこれも聴覚障害への理解が足りないことが原因なんですよねぇ。どうやって広めれば良いのか。そもそも正しい理解とは何か・・・。あぁ、哲学的になりそう。
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>樹さん
ろうあ者というのも確かにそういうたぐいの言葉ですよね。ろう者に違和感を覚える人もいるのでしょうけれども。
個人的には「健聴者」も「聴者」も気になる言葉ではあるんです。どちらもしっくり来ないなぁと。だからこのブログでは「聞こえる人」って表現しています。
気にする人が少しでもいるなら考えないといけないのですが…なかなか難しいところです。
投稿: ウメ | 2007年4月24日 (火) 20時34分
確かに難しいですね。
私も「ろうあ者」って言葉気になってたりします。(ろうあって口も不自由って事だったような記憶が・・・)
多分私たち聴者がいろいろ居るのと同じで、ろう者にもいろいろな考えがあると思います。
私の職場にも障害を持った人が何人か居て、「障害者」という呼び方に抵抗感じている人や、気にしないといった人が居ます。
ただ、私的には「気にしない」人より「気にする」人をやっぱり優先すべきかなぁと考えています。
理想論って言われるかもしれないけど、「ろう者」「健聴者」「障害者」ではなく「一人の人間」~さんとして付き合いたいですね。
けど、ウメさんみたいに新聞とか係わっていると難しいか・・・
投稿: 樹 | 2007年4月23日 (月) 21時44分
>イキ☆さん
人それぞれですねぇ。確か「ろうあ者」の代わりとして「耳と口が不自由」だったかなぁ。「口が不自由」…やっぱり気になります。すいません、当事者でも無いクセに。
投稿: ウメ | 2007年4月22日 (日) 20時09分
僕はけっこう子どものころから見てきたから
何かあまり違和感ないけどねぇ。。
逆に聴覚障害を、障がいの方が
『・・・』感じです。
投稿: イキ☆ | 2007年4月22日 (日) 13時09分