いたらぬ通訳
今日通訳をする機会があった。
相変わらずものすごい通訳をしてしまった。フォローを受けながらなんとかしゃべることは出来たものの、出てきた日本語は美しいものとは到底かけ離れていたものだった。
改めて通訳の難しさと、予備知識の大切さを思い知らされた。職員として勉強していればもっと質の高い通訳が出来たのではないかと反省している。もっとも、その予備知識は一朝一夕につけられるものではなさそうなのだが。
今回の通訳は読み取りが中心。複数のろう者がいたので手話も様々。その一つ一つにきっちり対応して、さらに聞き取りやすい日本語で話さなければいけない。しかし今回は話に追いつくので精一杯。
プラス思考に考えればよく追いつけたな、とも思うが、それに甘えていてはいけない。手話通訳士を目指すものとしてこのような程度ではいけないなぁと常々思う。
しかし今回のような通訳の場面を提供してもらえるのは非常にありがたい。一応内部のものであるし、周りにフォローしてくれる人がたくさんいる。このような場面を少しずつ、着実に経験していくことが、上達の近道であると思ってこれからも通訳の業務を一つ一つこなしていきたいと思う。
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