カテゴリー「通訳あれこれ」の記事

2008年6月 7日 (土)

通訳技術とは

手話通訳は高度な技術と知識が必要とされる・・・なんてことはやっとこさ認知されてきましたが、以前はボランティアでやるものとか、手話ができるから通訳を・・・という考え方がほとんどでしたよね。

そもそも言語間通訳って考えるだけでも恐ろしく大変な作業だと思うのですが、こと手話通訳に関しては福祉が関わってくるせいか、他の通訳に比べて軽視・・・というか違った目で見られているような気がします。手話通訳士をとったって仕事がある訳じゃないし、登録通訳者の通訳料も決して高いとは言えません。

ウメ自身も、そこそこ手話ができるようになって、例えば以前勤めていた家電量販店時代でも、自分が接客する以外に店員とろう者のお客さんの通訳をすることがありました。それは自分の技術を提供してお客様に買ってもらう、というよりは、なんというか、1つのコミュニケーションの手助けをするという気持ちが強かったからです。

手話通訳は多くの場合は行政の派遣制度で成り立っていますよね。理想を言えば、その派遣制度が要らないくらいコミュニケーション保障が充実すれば文句はないのでしょうが、現実にはそんなことはやってこないわけで、当面は通訳制度を充実される方向に向かわなければなりません。他にもビジネス的な面からのアプローチもある程度必要なのかもしれませんが、社会の認識がそこまで到達していないというか、安易に走ってしまうと逆効果な気がします。

ウメをはじめとする通訳者・手話学習者が培ってきた技術をどう提供していくか、それはろう者との関わりのなかで色々考えながら考えていかなければいけません。できるからやる、果たしてそれだけで良いのか。コミュニケーションの橋渡しをするということはどういうことなのか、考えてみると難しい問題だなぁと思うのです。

だからといって制度にがんじがらめになる必要はないと思いますし、その場に応じて最適な行動をとるのが一番良いのですが、一つ一つの場面で違うでしょうし、正解がない、というのがこういう活動をしている人にとっては悩ましい問題なのかなぁと改めて思うのでありました。

はい。まとまりませんでした。

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2008年5月 6日 (火)

初の代議員会終了

ゴールデンウィークの終盤、3日間を使って行われた全国手話通訳問題研究会(全通研)の代議員会が終了し、ウメも東京から京都に帰って参りました。

初めての参加ということで、雰囲気に圧倒されたり、睡魔が襲ってきたり(あれ?)、なるほどなと勉強になったり、地域の実情が分かったり、全通研の運営の方法が垣間見えたり・・・といろんな経験をしてきました。3日間という日程にはさすがに疲れて帰りの新幹線は爆睡でしたが・・・。

提案された議題に沿って、参加者が発言していくスタイルなのですが、手話そのものの問題というよりは、ろうあ運動・手話通訳活動に関する意見や提案、また自立支援法や権利条約など社会の動きにどうつながっていくか、また当事者団体など関連団体とどう関わっていくか、様々な視点・考え方があって、それと同時に課題も多く抱えていることがわかりました。それを一つ一つどう解消していくか・・・いろいろと厳しい今の社会の中での舵取りは難しいと思います。その舵取りのホンの一部ですが、京都からの代表としてお任せいただいて、参加してきたのですが。

ウメはお世話になっている健康対策部から、健康問題について京都の活動報告と手話通訳者の精神面での健康問題についてどう取り組むか、について発言してきました。初めてで全国から通訳活動の第一線にいる方々の前なので緊張して要領を得ない話し方だったなぁと思ったのですが、ま、初めてなので許してね、ということでしゃべってきたわけです。

その中でウメが大きな問題として気になったのが、運動と事業のあり方について、手話通訳という専門技術をどこまで運動に提供できるのか、当事者団体との関わりをどう持っていくか、そして行政や一般市民などにどう広めていくか、これは手話がこれだけ広まった今でも大きな問題として残っているんだなぁ・・・と思ったわけです。

全国に1万人の会員がいる組織なので、様々な意見がありますし、それぞれのやり方もあると思います。それをどう全国組織としてまとめていくか、それはとても大変なことだと思いますが、しかしここまで大きくできたのは一人一人、地方ごとの活動の結集があったからだと思うわけなのです。それをどのように継続し、活用していくか・・・一人一人が考えていかなければいけないし、代議員会という場に参加させてもらったウメが、京都にその意識を持ち帰って広めていかなければいけないんだなぁ、と責務を感じました。

具体的に何ができるか、何を広めなければいけないのかはもう少し整理が必要ですが、ウメが出来る範囲からコツコツと、無理のないやり方で進めていければ、と思いながら京都に帰ってきました。

とりあえずの感想はこんな感じです。GWがこれで終わってしまいましたが、ま、悪くなかったかな・・・、でも明日からの仕事に響かないといいな・・・という感じで今日はぐっすり寝たいと思います(でもまた朝5時半に目が覚める・・・)。

参加された皆様、おつかれさまでした。

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2008年5月 4日 (日)

代議員会初日

えーゴールデンウィークも終盤になってまいりましたが、そんな中ウメは京都手話通訳問題研究会の代表として代議員会に参加するため、東京にやってきております。この記事は久しぶりに持ってきたダイナブック君で更新しています。

代議員会というのは、ろうあ連盟でいう評議員会のようなもので、全国手話通訳問題研究会の最高議決機関なのでございます。そのような場にウメが参加してしまっているのです。良いのでしょうか・・・。でも来たい!と言って来られるようなところでもないので、こういう機会を与えてくださった京通研に感謝です。

全国から130人ほどが集まって討論をする場。これで手話通訳の全国組織である全通研の方針が決まるわけでございます。それに意見を言ったり質問をしたり、活発な論議が行われるそうなのですが、一日目は報告と簡単な質問事項で終わり、という感じでした。本格的な討議は明日からだそうです。

そんなわけで京都を出発して東京にやってきて、会議に参加した怒濤の一日は終わりました。GW、ゆっくり休みたかった気もしますが、これはこれで充実したものになりそうです。あとは疲れを京都に持って帰らないように気をつけなきゃ。

あぁ、GWがあけたらまた仕事が待っていますからねぇ・・・ってまずは代議員会が始まったばかりなんだからそちらに集中しなくては・・・。

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2008年4月20日 (日)

次長になりました

仕事の話ではありません。いきなりそんなに偉くなるわけ無いじゃないっすか。

 

今日は京都手話通訳問題研究会の総会がありました。この時期はどこも総会シーズンですよね。京通研もご多分に漏れず総会だったのでございます。京都の場合は恒例で午前中は学習会、午後が総会というパターン。学習会は講演だったのですが、ウメが瞑想(睡眠学習とも言います)に入りかけていたところを肩をトントンされ「次の次、通訳してね(にっこり)」というわけで、急に通訳をする羽目になりました。それが分かってからは目が覚めましたよ(笑)

通訳は権利条約の話とかでした。ウメが担当したところだけ難しかったような・・・というのはみんなが思うことでしょうか。あと「人間は40歳から判断能力が衰える」という話を通訳したのですが、40歳を超えているお姉様方の前で「ガクーン」と落ちる表現をしてしまい、「あ。」と思ったときにはもう後の祭りでございました。ただ、話には続きがあって、女性の場合なのですが、家に閉じこもっている専業主婦が判断能力の落ち方が激しくて、その次がパートで働いている主婦、次に通訳など社会的活動をしている主婦がくるそうで、「みなさん積極的に脳を活性化させましょう」という話なのでした。

 

そんなわけで午前の学習会が終わり、午後からは定期総会。これまたウメは大役を仰せつかっておりまして、議長をやることになっていました。議事を進行するのは大変ですね。時間もあるし、中立な立場にならないといけないし。数十人規模の総会とはいえ、緊張します。まぁ、皆様の協力のおかげで滞りなく進行することができました。

というわけで役員改選が行われまして、ウメは京通研の事務局次長を仰せつかることになりました。ははぁー。

「そんなに仕事はないから。」と言われたものの、これほどの肩書きの役を3年目のウメが仰せつかってしまって良いのでしょうか・・・と思いつつすんなり引き受けてしまったウメもウメなのですが、やらせていただくことになったからには、(デートの時間を割いてでも涙)会議にもできるだけ参加し、できることは協力させていただく気持ちになっております。微力ですが、京都の通訳活動、ろうあ運動の手助けをさせていただければと思っている所存でございます。

 

いやしかし、大丈夫なんだろうか・・・心配でございます。

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2008年4月15日 (火)

CSのリアルタイム通訳

今まで数回「イベント」「イベント」と言っていましたが、結局何だったかと申しますと、CS障害者放送統一機構の目で聴くテレビがやっている「リアルタイム通訳」というものをさせていただいたのです。本日。偶然でも、知っててでも、ご覧になった方はいらっしゃったでしょうか。「アイ・ドラゴン」を持っていないと見ることができないので、ご覧になった方はそれほど多くないかもしれませんね。

この「リアルタイム通訳」というのは、一般のテレビ番組の内容をその場で生放送で通訳をするというもの。今回はNHKの「クローズアップ現代」をやらせていただきました。そもそもなんでウメがやることになったのかというと・・・というのを話しても仕方がないのですが、通訳担当の方と縁があってウメが「やってみたい」と名乗りを上げたことから実現したわけなのでございます。

フツーはこういう難しい通訳(事前資料無し、一発本番、カメラあり)でさらに(CSとはいえ)テレビで放送される通訳はいやがる人が多いですよね。それをやってみようっていうんだからやっぱりウメは変わり者でしょうか。顔も売れるし、手話の下手くそなところも見てもらえて改善してもらえるし、小銭は稼げるし(笑)、空き時間は有効に活用できるし、といいことだらけなので、やってみたわけです。

いやーそれにしてもNHKで落ち着いた番組とはいえ、番組の内容を初聞きで通訳っつーのはヒジョーに難しいですね。しかも初なのでキンチョーしちゃいますし。しかもさらに下には字幕もでちゃうのでできているかどうかもバレちゃうし!

ひゃーすごいものをやってしまいました。とりあえずやり終えてしまいました。家に帰っても興奮は若干収まりません。ちゃんとできていたのだろうか、ろう者に通じていたのだろうか、というのを考えすぎると不安になるので、そこそこに考えるとして、非常に良い経験をさせてもらいました。縁がなければやりたくてもできないものですもんね、こういう通訳って。

ウメの場合はブログで顔を出していますが、そんなもんがヘに思えるくらいでした。ブログではWebカメラに勝手なことをしゃべればいいだけですが、通訳、しかも生放送となると一発本番、間違えられませんからね・・・。はぁ~いい緊張感。

というわけで、やってしまいました。CSデビュー。またお呼びがかかればいいんですけどね・・・(^_^;)

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派遣制度は万全か

今日、職場のお昼休みで行政がやっている通訳派遣制度についての話題になりました。ウメはやっとこさ京都府の派遣に登録作業をしている段階で、まだ実際に動き始めていないので、偉そうなことは言えないのですが、なんだか難しい課題を感じたんです。

というのは、まず派遣先がどこかによってもサービスが違ってしまいますよね。都道府県での広域派遣も自立支援法施行により無くなってしまったところも多いですし、かといって済んでいる市町村が完全に手話通訳派遣制度を確立しているか、というと疑問ばかりが残ります。ただ、なぜこの状態からなかなか前に進まないのか、もっと良いサービスを提供する方法はないか、と考えることも必要なんじゃないか、と思うのです。それは行政や福祉の立場からだけではなく、なんというか、ビジネスの観点も少なからず必要になってくるのかなぁ・・・と。

というのも、市町村によって違うと思うのですが、ろう者が通訳派遣を依頼するのはだいたい1週間前でないとダメだそうです。それを聞いてウメは改めて考えさせられました。もちろん。急病や事故の場合は別なのでしょうが、ちょっとした通院や交渉ごと、商談などは日程が前から決まっていることも多いので問題はないかもしれません。それにしても1週間前っていうのはろう者にとったら長すぎるんじゃないかなぁと思ったのです。

逆に通訳者やコーディネーターの立場だったりすると、1週間前に依頼があっても通訳者の確保に必死で、なかなかつかまらない、前日にやっと決まる、なんてこともザラなようです。一通訳者として「明日行けますか?」なんて依頼があったら行けるかどうかはさておいて、やっぱり驚きますよね。

あとはファックスや窓口だけではなく、例えばインターネットやメールで通訳派遣依頼ができたり、テレビ電話でその場で派遣の交渉ができたり、ちょっと考えて設備投資すれば良いことがなかなか進まないのはやはり現場がきちっとしていないからなのかもしれません。現場にいる人を責めたいのではなく、行政が派遣を担うことで官僚的になってしまっていてマイナスになる面があるんだと思います。

そこをろう者・通訳者、両方の立場から少しでも使いやすい派遣制度にしていくためには、現状に不満を感じつつも、やっぱり派遣制度を使ってもらって改善の意見を挙げていくしかないんじゃないかな、と思います。面倒だから使わない、では意味がありませんし・・・。

究極に合理的なものにしたら、コーディネーターは全てパソコンが自動でやって、ファックスやメールの文字を読み取り、機械的に通訳者を割り当てていくので、1日前でもできる・・・そんな派遣制度だったら、もしかしたら使いやすいかもしれません。もちろん、いろんな意味でできないのは分かっているのですが・・・。

 

もう一度立ち返って、派遣制度について改めてウメも考えてみたいと思います。

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イベント終了

いやー終わりましたー!カメラの前に立ってしまいましたー。緊張したぁー。

というわけで、全国?デビューしてきました。リアルタイム通訳ってやつです。詳しくは後ほど書きますが、とにかく「やりきった」と言う気持ちでいっぱいです。

こりゃーいい経験をさせてもらいました。この爽やかな達成感はなかなか味わえませんね。でも肝心の内容は…ですけど。あれ見てわかってもらえたかなぁ。

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2008年4月13日 (日)

初めて見るタイプ

性格の話ではないですよ。

通訳者としてはいろんなろう者・聴覚障害者に対応できるような幅広い通訳技術を持ちたいと思っているのですが、つい先日考えさせられる事を言われました。特に不満とかそういうものではなかったのですが・・・。

数千人の前で通訳をしたこの前の集会を見ていたろう者が、ウメの通訳を初めて見たらしく「初めて見るタイプ」と話していたそうです。この初めて見るタイプというのが褒め言葉なのか指摘をしているのかまではわかりませんでしたが、なるほどーと思ったわけです。と、いうことはあんまり京都にいない通訳をするってことなんでしょうかねぇ。それは例の専門学校「国リハ」を出ているからでしょうか。

どんなタイプにしても、「お前の通訳分からない」と言われないようにこれからも精進していかなければいけないなぁと気持ちを新たにした次第でございます。

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2008年3月30日 (日)

数千人の前で通訳

昨日、とある集会で手話通訳をさせていただく機会がありました。お呼びがかかったときは「ちょっとした集会だから・・・」ということでお引き受けしたのですが、実際に会場に行ってみるとなんだか広いスペースにいすがたくさん並んでいて・・・「あれ、間違えたかな」と思うくらい。うひゃー安請け合いするんじゃなかったと思っても後の祭り。来てしまったものはやるしかありません。

ある方の演説の通訳をさせていただいたのですが、いやー難しかったです。政治や経済やいろいろな問題について言及される話だったので、それをわかりやすく、しかも演説なのである程度メリハリを付けて力強く、しかも数千人がいる会場なので、大きく手話をしないといけない・・・と思いつつも舞台に立つとそんなことまで頭が回らず、手を動かすだけで精一杯でございました。

その会場に怪人Xさんも来ていたのですが「まーまーだね」という評価を頂戴いたしました。ま、全くわからないと言われないでよかったです・・・。

こういう経験はやりたくても出来るものではないので、こういう機会を与えていただいたらどんどんチャレンジしていきたいです。より多くの人に見られて、色んな場で通訳をやってこそ、通訳の経験値があがるというものでございますね。

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2008年3月 6日 (木)

患者に通じない用語

国立国語研究所が全国の医師に調査をしたところ、患者さんに伝わらなかった用語というのが736語もあったということがわかったそうです。医療場面というのは、普通に受診するだけでも専門用語がたくさんあって???な事が多いのに、ろう者に手話通訳をする場合はさらに気を遣わなければいけません。

普段触れることのない医療関係の用語について、どう通訳したらわかりやすいか、を常に考えなくてはいけませんが、その前にお医者さんが患者さんに、病状などを説明するときにどうすれば良いかも是非とも考えて欲しいものです。

聞こえる人の場合でも「医師の説明を理解できず、不安を感じながら治療を受けている」なんてことは多いですよね。それを使っている言葉が違うろう者にどう伝えるか、その前にまずは通訳者が(特に医療現場では)正確に把握し、伝えなければいけません。

「予後」や「合併症」、「陰性」、「悪性腫瘍」、「病理」など、知っていそうでわからない用語が紹介されていました。合併症については、医療ミスと誤解されてしまったり、本人や家族にショックを与えないよう「がん」を「悪性腫瘍」と言い換えたところ、「『がんでなくてよかった』と誤解された」という回答もあったそうです。

言い換えは難しいとは思いますが、患者さんのためにも通訳者のためにも!?是非ともわかりやすい表現を考えていただきたいと思います。

国立国語研究所は、来年春くらいには、医療用語をわかりやすく言い換える例などを示した「病院の言葉の手引」(仮称)を作るそうです。これは通訳者は読むべき本でございますね。

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2008年3月 1日 (土)

手話通訳者の縄張り

特に地域の講習会やサークルなどで、手話を学習して、その後手話通訳者になったりすると多いのかもしれませんが、その地域で育った通訳者というのは特別な事情がない限り他の地域で通訳をするとか(派遣は別ですよ)、活動をするとかって何となくためらわれませんか?

ウメのように専門学校で育った場合はあまり感じませんが、ろう者の中でも「自分たちが育てた通訳者」ということで、何というか一体となっている状況をたまに見かけます。それは悪いことではないとは思います。

悪く言えば地域にしばられる、と言うんでしょうか。例えばとある地域で手話通訳の職員を募集していたら、他の地域からひょこっと入ってきた人なんかは歓迎されない場合があります。多少技術が低くても、その地域で育った通訳者を推薦する、なんてこともあるのかもしれません。

もちろん、地域密着型でその地域になじんだ手話ができ、ろう者のこともよく知っている人が良いのですが、その思いが過剰になりすぎると手話通訳者の活動が逆に抑制されるのかもしれないと思うときがあります。通訳者の話なのにろう協にお伺いを立てたり・・・。

今までろうあ運動はろう者と通訳者が一体となってきたからこそ、なし得てきた部分が多いとは思いますが、自分の地域のことだけを考えるのではなく、もっと広い視野を持つことも大事なのかなぁ、と専門学校育ちのウメは思います。もちろん、専門学校だから一番良い!ということは無く、地域との関わりもとても大事で無くてはならないですし、誰のための通訳か、ということは考えるべきでしょう。

あぁ、何が言いたいのかよく分からなくなってきました。タイトルにあるように「縄張り」なんて状態にはなって欲しくないって事なんです。自分の地域のことを思いながら、ろうあ運動、手話通訳活動全体のことも考えられる、そんな活動をしていけたらと思うのであります。

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2008年2月14日 (木)

洞窟での食事

全通研みえ集会が日曜日に終了。しかしその週は月曜日もお休みと言うことで、これは・・・ということでもう一つの企画に参加して参りました。それは全通研に加入している若いメンバーで構成している全通研U-35というグループの合宿。今回の集会に併せて実施すると言うことでお邪魔してきたわけでございます。

そもそも全通研U-35って皆さんご存じですか。今のところ自主的なグループなのですが、通訳者の中でも若いメンバーが集まって、全通研の集会の時に集いで交流したりしています。今回の三重の集会でも1日目の夕方に集いを開催して30人以上は集まったでしょうか。お姉様お兄様が多い通訳者業界の中で、若いもの同士仲良くやっていこうじゃないか、という集まりです。その集まりの中心になっている人物で合宿をしようじゃないか、ということでウメもお邪魔してきたわけです。

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行ったのは洞窟のある?温泉旅館。触れ込み通り、夕食は洞窟の中で焼き肉でした。これが本当に洞窟だったんですよ。その中にテーブルが並べられてあって、お肉や海の幸を焼いていただきました。若干寒かったのですが、みんなでワイワイ食べる食事はおいしかったですね。その後各自お風呂などに入り、飲みながら通訳活動やろうあ運動の悩みや思いなどを熱く語るコーナー。今回の合宿にはろうあ連盟の青年部の皆様も参加していただいていたので、若い者同士熱く語りましたよ。各地域の悩みやら、この歳ならではの思い、考えなどをしゃべり合っていたらいつの間にか夜も更けてしまいました。

一泊して朝を迎えたあとは、とあるお方の講演。未来のろうあ運動を担うお方だけあって、熱のこもった考えさせられる講演に、ただただ頷くばかりでございました。そしてそれが終わった後、ウメが作っている新聞に掲載するための対談を実施しました。ここでも熱いトークが繰り広げられ、本音も飛び出すなど充実したものになりましたよ。なんだか若者が集まるっていいですよねぇ、青春ですねぇ・・・。

ウメはU-35の中心メンバーでもなんでもなかったのですが、今回縁あって参加させていただくことが出来ました。これも受け入れてくださった皆様のおかげでございます。若い人も頑張っているんだな、同じ年代だし一緒に頑張ろうかなぁという気持ちになりました。もし興味があったらホームページを見てみてくださいね。

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2008年2月 2日 (土)

緊張した通訳

通訳をするときはどんなときもきちんと伝えて、お互いのコミュニケーションが計れるようにしなければいけないのは原則だと思いますが、そうは言ってもやるほうも人間、気持ちが楽な通訳やそうでないものありますよね。

例えば医療現場で重い病気を告知される時の通訳なんてやりたくはありませんが、でもそんなときこそきちんとした通訳を要求されます。逆に気心知れている人の通訳だったりすると多少は気が楽になったりします。

通訳の内容もそうですが、対象者によっても気持ちは変わってきます。やっぱり年代が近かったり性別が同じだったりする方が、通訳を頼む方もやる方もやりやすいのではないでしょうか、そういう意味では幅広い通訳者を取りそろえなければいけなくなりますよね。

ウメは最近、妙に緊張する通訳をしました。電話通訳だったのですが、この世界の大御所同士の会話の通訳です。会話自体は難しくもなんともなかったのですが、いやはや緊張しましたね。なんというか、気が引き締まると言いますか・・・。

何事も経験、というのでしょうか、いろんな場面を体験したいなと思っております。医療場面、冠婚葬祭、講義、司法、演説などなど・・・そのときはプレッシャーになるかもしれませんが、それが通訳者の糧となっていくんですよね。成長のためには避けて通れない道でございます。

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2008年1月31日 (木)

今日が合格発表!

第19回手話通訳士試験の合格発表が今日ありました。例年よりも2ヶ月早い発表となりました。試験も今回からやり方が変わって一泊二日で学科と実技を一気にやるようになったんですよね。

今年サクラが咲いたのは246人。このブログを見てくださっている人の中にもいらっしゃいますか。いらっしゃったら、おめでとうございまーす!ウメが合格したのはこの1つ前の試験。合格者が異様に多かったあの試験でございます。今回も合格率が2割を超えているようで、難易度が下がっているのでしょうか・・・。

今回の試験の合格者までで、手話通訳士は全国に2,000人を突破しました!やっとこさの大台という感じでしょうか。でもまだまだ数が足りているとは言えない状況でしょう。さらに手話通訳士だからと言って・・・いや、これ以上はやめておきます(^_^;)

いずれにしても今後もっともっと手話通訳ができる人が増えることが、ろう者にとっても、私たち関係者にとっても良いことだと思うので、もっともっと増えて欲しいものです。

でも受験料下げて欲しいなぁ・・・1万8千円×3回は痛かったです・・・。

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2008年1月29日 (火)

通訳の機転

Yahoo!ニュースで「通訳の機転で大爆笑」という見出しがあったので覗いてみました。昨年、映画の試写会で「別に」と不機嫌そうな態度をした沢尻エリカさんが影響を受けたとされているイギリスのロックバンドレッド・ツェッペリンのギタリストが来日して会見をしたそうです。

その会見で沢尻エリカさんの事を聞かれ、あのセリフのように「別に。」と答えたそう。その瞬間、笑いの渦が起こると、すかさず「この反応を見ると、彼女に会っておいた方がよかったのかな?」と続けたそうです。

ご本人は「Unfortunately I don’t know her(残念ながら彼女を知らない)」と言ったそうなのですが、通訳さんが気を利かせて?意訳をしたそうな。それで会場が笑っているのを見て次のコメントを出したとのこと。

つまり、本人はなんでこんなに会場がウケたのかわからなかったのかもしれません。新聞報道などでは「ウイットに富んだ名訳に会場は爆笑の渦に包まれた」とか結構褒めていますが、それって忠実な通訳論から考えると???な面が無きにしもあらずではないかと思うのです。

彼が粋なコメントを残せたからよかったですが、彼が困惑をしてしまったら「知らないって言っただけでどうしてこんなにウケるんだ?」と思ってしまったら・・・なんだか通訳のあり方というものをちょっと考えさせられるニュースでした、

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2008年1月27日 (日)

熱い業界トーク

先週の金曜日、東京から通訳者仲間のEさんが来京し、怪人さんと3人で熱い夕食タイムを過ごしました。東京で活躍しているEさんは、数少ない?ヤングメンの通訳仲間。とはいえウメはまだもぐりなので活動という意味では大先輩。

そこに怪人さんも加わると熱いトークになるわけですよ。Eさんとウメは聞こえる立場から、怪人さんは聞こえない立場から今のこの業界の現状を考え、それぞれの意見をぶつけ合う。ウメはお酒が多少入っていたのでおかしかったかもしれませんが、若者らしい熱いトークが繰り広げられました。

気がつくと4時間以上お店でしゃべっていたでしょうか。ほとんどウメが怪人さんに絡む、というか、怪人さんの行動・言動に対する疑問点を追及?し、それをEさんが中立的な立場でなだめる・・・といったパターン。

組織とはなんぞや、運動に若い人が加わらないのはなぜか、そもそも運動とは・・・居酒屋でそんなトークをしていました。でもこんな話ができるのは素晴らしいことだと思いますです。

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2008年1月24日 (木)

(発売予告)本出します!

ウメダスが本を出します・・・って言えたら良いのですが、残念ながら?ウメダスの本ではありません。

でも、ウメがものすごく関わった本が出ます。お世話になっている京都手話通訳問題研究会の健康対策部で、去年の11月3日にやった近畿けいわんフォーラムの内容を本にして発売することになりました。そうです、ウメが司会デビューしたあの行事です。内容が良く、参加者にも好評だったと言うことで、本にしよう!という運びになりました。

本のタイトルなどは、決まっているのですがお楽しみということにさせていただきます。内容は、登録通訳者のホンネが語られたパネルディスカッションと、健康問題を分かりやすく考えた講演をまとめた2本立て。通訳活動をされている皆さんや、通訳を利用しているろう者の皆さんも、是非一度読んでいただきたい内容になっています。

本日、発行のめどがついたので予告として掲載しましたが、詳しいことは後ほど発表できると思います。ウメダスで通信販売もしようかな。そしたら皆さんどんどん買ってくださいね~。お値段もお手頃・・・だと思いますので。あ、全通研みえ集会でも販売する予定です!どうぞよろしくお願いします。

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2008年1月17日 (木)

空気を読む

会議などの読み取り通訳で、例えばパートナーが自分よりも手話の力がちょっと・・・という場合、自分がサポートをする立場になりますよね。口には出さないにしても、雰囲気や実際に通訳が始まってからその場の空気で感じ取って立場って決まってくることもあると思います。

サポートをするとき、どのくらい止まったら補助の声を出すか。これって結構難しいところがありますよね。読み取っている人が考えていてだまっているのかもしれないし、読めていないのかもしれない、その辺の空気を読んでサポートしなくてはなりません。

今回の記事では「空気」という言葉をよく使っていますが、考えてみたら読み取り通訳に限らず、手話通訳って空気が読めないとやりにくい仕事かなぁと思いますが、いかがでございましょうか。ろう者や聞こえる人の雰囲気を察知して、軋轢がでないように振る舞う。でも自分を出してはいけない・・・、通訳者同士の助け合いでも、お互いのプライドを傷つけない程度に助け合い、もちろん情報保障はきっちりと。

KY(空気読めない)では手話通訳ってできないと思います。でもー世の中にはいろんな人がいるみたいで、KYな手話通訳者がいるという話をたまーに耳にします。うーん、どうしてそうなるのか。本人も悪気があってやっている訳ではないと思うのですが、結果的にそうなっている、ということは空気が読めていないのかなぁ、と思ったりもします。

そもそも空気を読むってどないなことやねん!と思っちゃったりするんですけど、説明するのは難しいですね。ま、通訳に限らず、人と人とのコミュニケーションには欠かせないとは思いますが。

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2007年12月19日 (水)

どこ見てんのよ!

ろう者のことをよく知らない人とろう者の対面通訳の時によく出くわすのが、聞こえる人が通訳の方を向いて話す場面。

通訳をされたことがある人や依頼したことがあるろう者なら一回は出くわしているのではないでしょうか。特に聞こえる人の方が話し手になることが多い通訳場面だったりすると、延々と通訳の方を向いて話していることがあります。

当然話の対象者はろう者な訳で、通訳は聞こえる人とろう者のコミュニケーションの橋渡しをしているに過ぎないのですから、こちらの方を向いてもらう必要はございません。まぁ、通訳が出来ていそうか気を使っていただけるのはありがたかったりするのですが、こちらをガン見されて話されるとちょっと困ります。

その場合、なんとかしてろう者(対象者)の方に顔を向けさせようと試みるのですが、これがなかなか難しい!あからさまに「すいません、そちらを向いてください」とも「どこ見てんのよ!」と言えるわけもなく、聞き取り通訳を思いっきりろう者の方を向いてなんとか「こっち見るな雰囲気」を出してろう者の方に視線を向けるようにし向けるのですが、それでも気づいてもらえない時は困ります。さらに説明の書類なんかを提示しながらの説明だと、こっちに向けられたりするので、そこは営業スマイルで「あ、こっちへどうぞ」と促しますが・・・、やはり通訳の方を向いてしまうのは仕方ないんでしょうかねぇ。

聞こえる人の場合は対象者の方を向いて話すことをしない場合も多いですから、なかなか難しいのかもしれませんが、それにしても通訳を見るのはやめていただきたいのですよねぇ。チラ見はいいんですよ、気になるでしょうし。でもマジマジと見られると、照れちゃうのです(はぁと)→バカ。

こんな場合、ろう者は聞こえる人の視線をこちら側に向けるために何か対策はしてますか?それともあんまり考えていないのでしょうか?気になります。

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2007年12月14日 (金)

ちょっと出来たかも

手話学習者とか手話通訳者って、自分の悪かったところを反省して落ち込むことはよくあるのですが、自分を褒めるということってあんまりしないような気がするのですが、どうでしょうか?もちろん「出来たぜ!」と自慢するようではどうかと思いますが、こっそり「あ、もしかして良い感じかも」と手応えを感じることがあってもいいですよね。(もしかして口や態度に出さないだけで、皆さんされているのかもしれませんが)

ウメも仕事柄通訳をやることがあるのですが、「あぁーダメだぁ!」と思うこともあれば(それでもあんまり落ち込みませんが)、「お、今日は手が動く、口が動く、良い感じ」と思うこともあります。毎回良い感じなら良いのですが、そこは人間。体調や話の流れ、タイミングなどもあってうまくいかないときもありますよね。でも通訳する相手(ろう者が多いですが)が良い反応をしてくれたり、伝わってるな、と思ったときは素直にうれしいですし。

自分のことを真摯に反省するのは、手話学習者や通訳者にとって非常に大事なことだと思いますし、成長の糧になると思うのです。が、「自分はダメだ!」とか、「通訳に向いてない」とかあまり卑下しすぎるのもどうかな・・・と思うのです。「向いてない」と思うことがあるのは仕方のないことです、通訳ができなかった、通じなかった、そんなことも人間なんですからありますよ、そりゃ。その場にいたろう者に申し訳ないと思うことありますよ。

ですが、そこはそこ。完全なんてないのですから、それも経験だと割り切るしかないんだと思うのですよ。良いことも悪いこともひっくるめての手話通訳なんですよね。

だから自分で「出来たかも」って思う時があったら、その時のテンポやタイミングなどを覚えるようにして、毎回出来るだけそれに近づけるように訓練すれば良いんですよね。訓練というと大げさか、心がければいいってことですよね。もちろん、できたできないは通訳が決めることではなく、利用者さんが決めることなのですが、あくまでも自分の心の中での判断というか自己評価くらいはしたっていいじゃないですか。そしてそれが合格点の時もあっても良いですよね。

かといって自慢するようではダメダメなので、あくまでも自分の心の中でおさえておくのが良いとは思いますが・・・。心の中は読まれないのですから、ムヒヒと笑うことがあったっていいでしょう。うん。そうやって自分を励ましつつ、プラス思考で通訳を頑張っているウメなのです。

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2007年12月11日 (火)

会報デビュー

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こちらは全通研の京都支部の会報「轍(わだち)」です。京都にお住まいの皆様なら一度は目にしたことがあると思います。

さて、この度私がここにデビューいたしました。写真の右下の方に写真が写っているかと思いますが、写真付きで自己紹介をしてしまったのです。しかも所属している健康対策部のページで。普通こういう会報って例えば会員のリレー紹介などで原稿を頼まれたりして、そこで初めてデビューっていうのが多いと思うのですが、自分からしかも写真まで用意して出ちゃいましたよ。

さっそく、数人から「轍見たよ~」というお声をいただきました。ろう協会でもそうだと思うのですが、やはり地域の会報って目を通す人が多いんでしょうね。地域密着の情報や知っている人のことが載っていることが多いでしょうし。あぁ、こんなに大々的にデビューして良かったのだろうか・・・。健康対策部の皆様に「自己紹介したら~?」と言われて軽いノリでやってしまったものの、載ってしまったらちょっと恥ずかしいですね。って全世界に下手くそな手話を公開しているんだからこれくらいはどうってことないですね、はい。

近いうちに派遣通訳の登録手続きもする予定ですし、どんどん地元デビューですね。いやー京都の皆様、いやそれ以外の皆様もどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

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2007年12月 6日 (木)

セールス通訳

通訳というものは、話し手本人の話し方を出来るだけオリジナルに近い感じで相手に伝えるのが基本だと思いますが、一般的な講演や会議などの通訳場面では話し手本人の抑揚が特徴的であることはそんなに無いと思います。もちろん、時と場合によるとは思いますが、それでもまぁ「普通に」通訳をすればおおかた問題がないことが多いでしょう。

さて、ウメは今日とあるセールストークの通訳をしました。この場合、セールストークをする本人は聞いてもらう人に良さをわかってもらおうと一生懸命熱を入れて話しますが、それを過不足無く手話に表出することの難しさを実感したわけです。自分がそのセールストークにどう思ったとしてもそれは極力出さず、話し手の思っているものに近いものを目指さないといけません。それってかなり難しいことだと気がつきました。

そもそもウメは通訳中に変な笑顔が出てしまうクセがあり、国リハ通学時代でも「お前はサービス派通訳だな」と言われるほど。不必要なお節介をするわけではないのですが、通訳者が目指すべき「無標」とはまたどうも違うみたいなのです。それは自分でもなんとなくわかるのですが、その調節が難しいな、と。

こういう「相手に聞いて欲しい」感満載のセールストークの様な話を通訳するとき(音声から手話もそうですが、逆ももちろんそう)、自分がもっているフィルターは通過させてそのまんま出すことができるようになればそれはうまい通訳者なんでしょうね。増幅させてもいけないし、減退させてもいけない。

そのためには透き通った心が必要かしら、通訳者には。

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2007年11月 3日 (土)

司会デビュー

京都手話通訳問題研究会の健康対策部の活動の一環で、今日は「近畿けいわんフォーラム」のお手伝いをしてきました。この近畿けいわんフォーラム、というのは頸肩腕障害をはじめとする手話通訳者の病気について考えるフォーラムで、その名前の通り近畿地方の各県で持ち回りで開催されているものです。今年は京都が担当で、ウメがお世話になっている京通研の健康対策部でいろいろ動いていました。

で、ウメは何をしたのかというと・・・、なんとなんと司会です。部長さまのお達し?により司会を仰せつかることになりました。このフォーラムに参加するのも初めてですし、ましてやお手伝いのいろはもわかっていないウメに司会をさせるなんて、なかなか度胸のあることだと思うのですが、せっかく命じていただいたのですからやらないわけにはいきません。それに顔を売る?絶好の機会ですしね。

当日までよくわかったようなわからないような感じのままあっという間に過ぎていき、午前中に打ち合わせをすることになりました。今回のフォーラムのテーマは「登録福祉労働者の健康問題」というもので、テーマだけ見ると堅そうですが、手話通訳者や盲ろう通訳介助員などの生の声を聞きながらその健康問題を考える、ということで、実際に活動されている人をお招きしてのパネルディスカッションと大学の先生による講演の2本立てで行いました。

で、ウメの司会の業務は、そのパネルディスカッションのコーディネーターみたいなことや、事前に行ったアンケート結果の報告も含まれていると言うことで、そんな大役を仰せつかってしまって大丈夫なのかと思いましたが、それでもやってくれと頼まれたらホイホイやってしまうのがウメ。良いのか悪いのかわかりませんけどね。

参加された方は約50人、それほど大きなフォーラムではありませんでしたが、なんとか無事に終えることができました。幸い、ウメは音声で司会進行で、全て通訳がいたのでその点は問題なし。あとは滞りなく時間通りに、なおかつうまーくまとめながら進行できれば・・・と思っていたのですが、ギリギリできたでしょうか。時間通りには進めることが出来ました。個人的にはもうちょっとうまいコメントを出しつつ進行したかったのですが、なんせ司会デビューでキンチョーしていたこともあって思い通りにできたかというと今ひとつでしたね。

ウメも京都ではまだまだ活動し始めたばかりなので、参加されていた方も「あのメガネくんは誰だ?」状態だったことでしょう。でも皆さん暖かく見守ってくれました。うん、よかった。これでウメの経験値がまた1つあがりました。司会って結構楽しいですね。うまかったかどうかは別の話ですが・・・。

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2007年10月18日 (木)

通訳待ち

仕事柄、電話通訳で聴覚障害関係団体に電話をかけることがあり、かけた相手もろう者で通訳を通しての会話だったりすると 「ろう者~通訳~通訳~ろう者」というダブル通訳に出くわす?ことがよくあります。 まだテレビ電話が十分に普及していないのでこういうスタイルがありますが、今後規格も統一されて普及したら、 ろう者がいつでもリアルタイムで会話できるようになるんですかね。

で、そのダブル通訳の時にはこちらも気を使います。なんと言っても二重に通訳を通しているので、 ろう者の言いたいことがずれてしまわないように慎重に通訳しますし、相手の通訳さんが聞き取りやすく、 理解しやすいように話さなければいけません。それだけの信頼を受けているのですからやりがいはある通訳ですね。 ある意味自分の技術も要求される面が多いですし。

しばらく会話が進んで、例えば少し込み入った話になってくると向こうがろう者に通訳をしている間、 こちら側に空白の時間ができてしまいます。そんな時に通訳としてどのような態度を取ればいいか、少し困るときがあるのです。 何もしていないと会話がとぎれたような感じになりますし、その間にまた話始められても話が交差してしまうのでややこしくなりますし・・・、 「今通訳しているみたいです」って言っても良いものか・・・、実際に「/今/通訳中/らしい/」的な事を言っていますが、 自分の態度があっているかどうか不安なのでございます。

通訳を通す以上、どうしてもタイムラグはできてしまうと思うので、この時間の誤差をいかに違和感なくやりすごしてもらうか、 が通訳の技術なのかなぁ、と思います。この待ち時間、どうすればいいですかねぇ。

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2007年9月 7日 (金)

一人で二人を

ウメは仕事でのちょっとした会議などの時に手話の読み取り役を担当することがあるのですが、そんなときにろう者の会話のやりとりを読み取るときも特に交代しないで一人で読み取りをします。

そんなときに多少イントネーションを変えるべきか、そのまま同じ調子でいくかは多少迷うところがあるのですが、ウメの場合は妙に会話調になることが多いようです。いや、会話なのですからそれで良いのかもしれませんが、聞く方にとっては同じ声で「○○でいいですか?」「はい、良いと思います。」というやりとりをされるのはどうしても違和感が出てくるでしょうし、その違和感をなんとか少なくするためにはどうすれば…ということで自然と妙な会話調になっているのです。

考えてみたら落語家さんも一人で会話調のやりとりを表現されていますけどあんまり違和感がありませんよね。アレはそういうものだと思って聞いているからなのでしょうか。手話のロールシフトの表現の時にはよく「落語家になるな」(身体の向きを変えすぎるなという意味)って言われましたけど、読み取りの時の自然さはもしかしたら見習ってもいいかもしれません。

公式な場や重要な会議などでは、読み取りを分ける場合もたくさん出てくるでしょうが、どうしても一人の読み取りじゃなくて複数の手話を一人が続けて読み取るときってありますよね。そんなときにどのように区切りを付ければよいでしょうかねぇ。(名前を最初に入れればいいとは思うのですが、通訳しているときに名前を入れるのって意外と大変ですし、聞き取りづらくなりますよね)

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2007年8月28日 (火)

パスタを食べながら

今日はウメが参加している京通研の健康対策部の会議がありました。実を言うと行こうかどうか迷っていたのですが、そんなときに部長さまから直々のお電話。これは行かないわけにはいくまい…ということで仕事終わりに参加してきました。

部会はいつもパスタ屋さんでパスタを食べながら開催されるので、会議、というよりはおしゃべり会に近い感じ。堅苦しくなくて良いですね。でも決めることはきちんと決めなければいけないので、そこのところは部長さん中心に話がちゃんと進みます。ウメもパスタをモグモグ食べながら話し合いに参加…と言いたいところなのですが、いかんせん入ったばかりで知らない人の名前が続々と出てくるのでなかなか入れないですね。もっと頑張らねば。

それである一定の時間が過ぎるとやってくるのがケーキタイム。ケーキを食べながら話の続きをするのですが、なんだかこれがメインイベントのようになっています。部長さんが満面の笑顔で「そろそろケーキタイムね!」と言うと、みんなでケーキが並んでいるショーケースに選びに行き、それで席に戻って注文するのです。

ウメもチョコレートケーキとお紅茶を注文して、デザートをいただきながらの会話となりました。と、まぁこんな感じで部会は進み、午後9時くらいに終了。

本当はウメももっと役に立つ意見とか知恵を出せれば良いのですが、なかなかうまいこといきませんね。でも皆さん優しく受け入れてくれるので助かってます。こうやって少しずつ慣れていって、活動の幅を広げていきたいと思うウメなのであります。

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2007年8月17日 (金)

パソコン設定の通訳って

こんな通訳の場面を想定してみました。

パソコンを初めて買ったろう者。でも設定がよく分からないので業者に頼んで取り付けやインターネットの設定をやってもらうことにした。1時間の講習付き。それなら、と手話通訳を頼む…。

さて、この様な場合って地域の行政の通訳って来てくれるものなのでしょうか。おそらく地域によって判断が分かれるんじゃないかなぁと思いますが、こういう時って考えてみたら大事なお客様が聞こえないんだから業者が通訳を依頼するってことも考えていいですよね。でも現実には残念なことにありそうにないですが…。そういう時にも対応できる通訳体制が整って欲しいと思うのです。

さて、もう一つ思ったことが、こういうありそうで難しそうな場面の通訳って難しいなぁって事です。パソコンに詳しくないろう者にわかりやすく通訳するって相当難しいだろうなぁと思ってしまいます。たとえば無線LANの設定なんかが入っちゃったりすると、通訳する側にもある一定の知識が必要になりますよね。

それで業者さんがいい加減で専門用語ばかりで説明しようものならもう大変。通訳さんの頭はフル回転でも追いつきませんよね。自分が専門用語を理解するのだけでも必死なのにさらに翻訳して表出しないといけませんから。

たとえばネット関連だと「アカウント」とか「ファイヤーウォール」「クッキー」「プロパティ」「スパイウェア」、「IPアドレス」とか「25番ポートブロック」…いやー考えれば考えるほど恐ろしくなってきます。まぁ最初の設定でいきなりこんな専門用語がでるとは思わないですが、こういうことも頭に入れておいた方がいいなぁと思うのであります。でも通訳さんが勝手に説明するんじゃなくて、あくまでも通訳。説明は業者さんにしてもらわないといけませんよね。そこは病院の通訳のあり方でもよく言われますが、原則論で行くとそうなります。まぁ、現場ではなかなかそうもいかないこともあると思いますが…。

今回はパソコン設定の例で話しましたが、考えてみたら場面ごとに「こう考えればもしかして今やっていることと違うことができるかも」とか「更に勉強しなくては!」という新しい発見があるかもしれませんね。パソコン設定の通訳…でもちょっとやってみたいなぁ。

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2007年7月25日 (水)

早く終わっちゃう

ウメが仕事などで通訳をしているときによく起こる現象なのですが、主に聞き取り通訳をしているとき、 話し手が話していることを手話で表すとき、話し手が話し終わる前に手話が終わってしまうことがあります。話し終わる前といっても、話の途中、 と言うことではなく、最後の述語を言ったりしていて話の結末は変わらないのですが、 話し手よりも先に手話が終わってしまうってやっぱり変ですよね?

何でしょう…意識して急いで手話をやっているわけではないのですが、ウメのもともとの落ち着きが足りない性格もあって、 なんだか途中で話し手を追い越してしまうのです。で、たまーに話が間違ってしまうことがあって、そう言ったときはあわてて/違う (自分が間違えた)/のサインをだして訂正するのですが、やはりこれは聞き溜めが足りないということなんでしょうねぇ。 ちゃんとじっくり聞いて、多少遅れてもいいからきっちり正確に!がベストでしょうし。

ろう者にとっては話し手よりも早く通訳者が手話を終えてしまうと不安になりますよね。情報が落とされているんじゃないか、 とかわからないから飛ばされているんじゃないか、とか…。うーん、完全に無くす!ということではなくて、時には早く終わったりすることも、 言語の翻訳だからあっても良いような気もするのですが、それもなんか違うような気もして…。

あとは話し手の「うーん。」とか「えーと。」とかをどのくらい表出するか。特に電話通訳では相手の様子が見えなかったりするので、 手が止まったりすると、通訳できていないんじゃないか、と思わせてしまいます。本当にうまい通訳ならその辺を(今考えてるみたい、 と非手指動作で)うまく出せるのでしょうが、ウメはまだ「うーん」とか思いっきり表出してしまいます。で、「あーダメだなぁ」 と反省する毎日。

いずれの問題も、通訳の間の取り方が大事なんじゃないかなぁと思うんですよね。 それがうまくできないからこそ早く終わったり妙な時間が空いてしまったり…。そういうのにうまく対処できるようになれば、 より安心感のある通訳ができるんだろうなぁ、と思います。その辺どうしたらうまくなるでしょーか。

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2007年7月20日 (金)

腕や手のストレッチ

ウメは手話やらパソコンやらで日頃腕や手を酷使しているような気がします。今のところだるいとかつかれたとか特に症状は出ておらず、昨年の頸肩腕診断も問題なくパスしたので大丈夫だとは思うのですが、時々あんまり腕や手ばかり使っていると痛めるんじゃないかと思うときがあります。

肩こりも時々あるものの、それほどひどい方ではありません。まだ幸せな方なのでしょうか。それでも一日パソコンばかりやっていると腕が疲れるときもあります。そんなときに首を回すと「ボキボキッ」って鳴るのです。(あんまり良くないそうですね、これ。)

職場では3時のミニ休憩の時にストレッチをしているのですが、今ひとつ腕や手に効きそうなストレッチが思い浮かびません。もちろん、ちゃんと時間をかけてやればいろいろ効果のある方法もあるのですが、たとえば仕事の合間にちょっととか、テレビを見ながらできるような手軽なものってありますかね?

手の指を動かしたり、腕を回したりするのですが、効いているのかどうかナゾのままです。まぁ、しないよりはいいんでしょうけどね。何か軽いスポーツをやったり(そう言えばビリーはどうした?って聞かないでくださいね)湯船につかってマッサージをすればいいのでしょうか。うーん。

手話通訳者はよく腕や手を痛める人がいますが、ろう者にはあまりいませんよね。やはり第一言語で幼いときからずっと自然に話しているからでしょうか。まぁ、通訳者の場合は通訳での負担もありますので、一概には言えないと思いますが・・・。

ウメも口でしゃべりすぎて口が痛くなったらどうしよう。ま、大丈夫、そのときは手話でしゃべります(^_^;)(もう十分しゃべっていますが)

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2007年7月18日 (水)

仕事と運動が一緒

手話通訳関係の仕事ほど、仕事の時間とそれ以外の自由時間のやっていることが似ている仕事ってなかなかないですよね。たとえば、趣味が高じてお店を始めたとか、何かの職人さんなら話は別ですが、(手話通訳までいかなくても)たとえば市役所や情報提供施設に勤めていると少なからず運動に携わる人が多い気がします。たとえばサークルや集会に参加したり。

かく言うウメもその1人なのですが、他の仕事はどうなんだろう・・・と考えると、好きなら好きでやる人はいるでしょうけれども、そうでない人の割合の方が圧倒的に多いような気がするんですよね。それが手話通訳や関係職員の場合、仕事だけでそれ以外はいっさい何もしない、っていうのが少ないような気がします。

それが良いことか悪いことがどうかは別にして、それだけろう者に関わる運動が大事なんだなと思い知らされます。これだけ便利な世の中になってもまだまだ不便なことはあるし、改善しなければいけないこともたくさんある。手話通訳でもだいぶ整ってきたとはいえまだまだ十分とは言えない。

そのことを仕事にしながら、ともに自分たちの(大きな意味での)職場環境を良くしようということなのでしょうか。自分の全ての時間を費やす必要はないとは思うのですが、そのことが運動を大きくし、盛り上げる一端を担ってきたのではないかなぁと思っています。

これからずっとそれでよいのかどうか、それはまだわかりませんが・・・。

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2007年6月29日 (金)

文を閉じる

読み取り通訳の時に困ってしまうのが、文章の終わりをどうするかということです。ただ手話を見ているだけなら頭の中で適当に補完して意味を成り立たせることはさほど難しくはないと思うのですが、読み取って日本語に通訳しているときはしゃべっている日本語をどう終わらせるかが読み取り通訳のポイントのような気がします。

手話が読み取れていない訳じゃない、意味をつかんでいない訳じゃないのに、どうも文をうまく閉じることが出来ない。そんな経験って通訳者なら誰でもあるような気がします。

手話と日本語の語順が違うこともありますし、手話でははっきり述語を出しているときでも日本語では出さない方がスマートだったりする時もあります。なんでもそのまま読みゃいいってもんじゃないですよね。

読めてはいるのに文末に自信がなかったり、曖昧な終わり方だったりすると、聞いている方は「ん?何を言ってるの?」ってことになりかねません。「終わりよければ全て良し!」ではありませんが、聞いている方の感覚としてははじめよりも終わりの方が印象に残るものですよね。

通訳をしながら適度に文を閉じて、なおかつ次の文にもうまくつなげる・・・そんな読み取りが自由に出来たら一人前の通訳なのかなぁと思ったりします。まずは意識をして文を閉じる訳をしてみようと思う今日この頃です。ついダラダラ続けてしまうので・・・。

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2007年6月13日 (水)

スーパー通訳はいらない

私は2時間ぶっ通しで通訳をしていてもなんともない。
ちょっとした通訳なら1人でやってしまう。

こんな通訳者のことをどう思うでしょうか?一人で何時間も通訳ができてすごい!と思う人はいらっしゃると思いますし、ろう者にとってもできれば通訳が変わらない方が見やすいと思います。

しかし、このような通訳者が増えることはあまり喜ばしいことではないのです。通訳者の病気としては頸肩腕(けいけんわん)障害がありますが、その他にもメンタル面で悩みをかかえる通訳者も多く、健康問題がクローズアップされています。ある人が大丈夫だったとしても、1時間ぶっ通しで一人で通訳をするというのは大変な作業です。

それでも、通訳者は真面目な人が多いですから、「自分が頑張らないと」、「変わってください、できないなんて言えない」と思いこんで頑張ってしまう人がいて、その結果身体をこわしてしまう人も結構いるようです。

手話通訳といってもただ音を聞いて手を動かしているだけじゃないか?と思われがちですが、その頭の中ではものすごく色んなことをしていて(詳しくは専門家の方にお譲りしますが)、見た目以上に負担がかかってしまっていることもあるようです。

そういった通訳の面を理解した上で、派遣体制や人数を考えてお互いにとって良い派遣になるようにしていかなければなりません。スーパー通訳者のおかげで派遣ができているのではいけないのです。もちろん、その人も大事にされないといけませんが・・・。

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2007年5月31日 (木)

通訳のたまご

D1000181

ずいぶん前の話になりますが、国リハを卒業するときに一人一人に対して先輩がくれたものです。本来なら卒業する自分たちが先輩に対して、感謝の気持ちを込めて何かプレゼントをしなければいけなかったのですが、見事にお株を奪われてしまいました。

これは割って育てる卵です。中身はミントやハーブなどがありました。先輩たちは自分たちのことを「通訳の卵」に見立ててこの卵をくれました。

あれから1年と少し。果たしてこの卵は割れ、ひよこになり、成長できているでしょうか。一応手話通訳士には合格したものの、自分の中では成長を感じられるようで感じられないようで・・・。

ゆっくり成長していく植物のように、ゆっくりとゆっくりと成長できたら良いな、と思います。もちろん、ドドーン!と成長できれば良いに越したことはないのですがね(^_^;)(欲張り)

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2007年5月24日 (木)

ふがいない電話通訳

今日はいつもに比べて仕事中に電話通訳をすることが多い一日でした。いつも電話通訳は1日数回程度なのですが、今日は10回は越したでしょうか。通訳の中でも難しい電話通訳をする機会がこれだけあるのも珍しいような気がします。それだけ毎日良い経験をさせてもらっているんですよね。

しかし今日は散々でした。日本語の細かい言い回しをうまく手話で伝えられなかったり、通話口の向こうとこちら側の話が重なって整理が出来なかったり、ニュアンスを間違えて通訳したり…とダメダメでございました。ニュアンスを間違えたのは「そう。」という同意のニュアンス。先方は「あ~そうですか」という納得の意味を込めて話したのに、ウメの表出は完全に「同意」の意味だったのです。自分でも表現した後「あ、間違った」と思ったのですが、適切な表現が出てこないまま進んでしまいました。(後でニュアンスを間違えたことはちゃんと言いましたが)

仕事上の込み入った話だということを差し引いても、これではダメだなぁ…と感じることが多かったですねぇ。読み取りも自分でも何言ってんだかわかんない時があったり…(相手がうまーく察してくれました)。あぁ、まだまだだなぁ。

電話通訳のコツって何でしょうかねぇ…改めて考えてみると。ろう者にとって電話通訳の時に気をつけて欲しいポイントってなんでしょうか?やはり相手の顔が見えないから伝わったかどうかが対面通訳よりも不安になることはわかりますが、それをどのように不安無く伝えるかがポイントになってくるんでしょうね。あとは何でしょうか…。こういう専門的な通訳の場面をいくつか用意した講座(というよりは模擬通訳&解説つきみたいな)があれば通いたい気分です。

それを考えてみると国リハではそういったプログラムもやろうと思えば出来るので恵まれた環境だったんだなぁと思います。大学での手話サークルの基礎知識から始まり、某家電量販店での生のろう者との会話、国リハで専門的な勉強、仕事での通訳経験…うん、ウメは恵まれているのですから、これに応えて成長しなくてはいけませんね!でもそうやって思い詰めすぎるのもいけないので、マイペースでぼちぼち、長い目で、徐々に(かなり弱気)成長できたら良いかな、と思います。

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2007年5月21日 (月)

話法の使い分け

かつて学生時代に英語を勉強したときに「直接話法」と「間接話法」の違いについてお勉強したことがありませんか?

疑問形になったのはウメ自身もならったかどうかはっきりと覚えていないからです。 直接話法というのは話し手が言ったことをそのまま伝える方法、間接話法は話し手が言ったことを自分の言葉に直して伝える方法です。 とあるサイトで良い例が出ていたので引用します。

「直接話法」
He said, “I had a date with her!!” :「彼が「俺は彼女とデートした」と言っていた」
「間接話法」
He said that he had a date with her. :「彼は彼女とデートしたと言っていたよ」

英語のところはこの際おいといて(おいとくのかい!という突っ込みは無しね)、 日本語のところを見ていただければその違いがわかると思います。

さてさて、ここで話は手話に戻るのですが、 特にろう者の自然な手話というのはこの2つのうち直接話法が非常に多いような気がするのです。国リハ時代でも手話の文法として 「ロールシフト」という用法が出てきました。これがまさに直接話法のようなもので(先生、間違っていたらごめんなさいね)、 話し手が別の人が言ったことを伝えるときにその人になりきる…うまく伝えられませんが、そんな話し方をしますよね。

一方、日本語はくだけた会話以外で直接話法で話すことって少ないような気がするのです。 特に公式な場になればなるほど間接話法的な話し方が増えてくるような感じ。これが日本語の話し方なのでしょうか。

と、言うことは手話と日本語を通訳する手話通訳者にとってはこの使い分けがきっちり出来れば利き手の耳にすんなり入る日本語、 または見る人にすんなりわかる手話を会得することができるのではないか、と考える訳なのですが、これを翻訳ではなく、 同時通訳ですんなり変換しようとするとこれがまた難しい。 よく聞く読み取り通訳も手話の話し方そのままで直接話法的になっているものが多いような気がします。もちろん、 それは間違いではないのですが、私たちが普段聞く日本語とはニュアンスが若干違うのですんなり入らないときも。

逆にそこをうまく翻訳して間接話法的に読み取ると通訳者の労力も少なくなるし、 聞いている人にもわかりやすい日本語になると思うんですよね。さぁ、どうしたらこの2つの話法を使いこなせるようになれるか!?

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2007年5月15日 (火)

活動スタート?

先日、京都手話通訳問題研究会の総会に参加してきたウメですが、 今日は実質的な活動スタートと言うことで京通研健康対策部の部会にプレ参加してきました。 これは偉大なる友人のUさんの勧めでとある人を紹介してもらい、その人のお誘いを受けてのものです。

部会と言っても堅苦しいものではなく、ご飯を食べながらワイワイと…ってな感じでした。ウメは初参加と言うこともあり、 知らない人の名前がたくさん出てきましたが、初めて参加するのだからこんなものだと良い意味で割り切ってウンウン頷いておりました。 でも話を聞いていて色んな人が活動しているのだなぁ…と言うこと