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2019年9月10日 (火)

「運転間隔の調整」の手話通訳

東京の地下鉄や私鉄に乗っていると良くある放送。遅れている訳でもないのに電車が駅でしばらく止まる時に放送が入ります。

「ただいま、運転間隔の調整を行っているのでしばらく停車します」

東京メトロ:運転間隔の調整について

分かりやすいのはこちらのページでしょうか。
「後続列車の遅れ」でなぜ「しばらく停車します」? 時間調整するもっともな理由

鉄道「運転間隔の調整」の意味。迷惑・うざい?隠語?遅延が原因。東京メトロ地下鉄・山手線など
(上のページから引用します)

電車は普段、ダイヤ通りに一定間隔で走っています。
ある電車が何らかの事情で遅れると・・
遅れの理由はたとえば、
・乗客が多くて乗り降りに時間がかかってしまった
・車内で問題(汚れがあって清掃とか、車内通報ボタンが押された等)が起こって対応した
・忘れ物を捜索した(東京メトロではたまにあるようです)
等かなと。
遅れた電車に混雑が集中してしまいます。
その理由はわかりますよね。
遅れて駅に到着するということは、遅れた時間分だけ駅で待つ人の数が増えてしまい
その人たちが全員乗ろうとするからです。
電車は普通の状態よりもかなり混雑し、さらに乗り降りに時間がかかって
もっとその電車は遅れてしまいます。
なので、その遅れている電車の前を走っている電車で
「運転間隔の調整」「運行間隔の調整」を行います。
具体的には、前の電車をしばらくとめておくということです。
そうすることで、その駅でそのあと来る人たちも前の電車にのせることができるため
遅れている後ろの電車を待つ人が減ります。
それで・・
遅れている電車がさらに混雑して、さらに遅れてしまう
という状態を防ぐわけです。

という感じです。
良く乗っている人なら慣れっこだと思うのですが、実はどういう理由かが分かっていないという人も結構多いと思うのです。「なんだかよく分からないけどしばらく止まるんだな、だいたい数分かな」という感じでしょうか。

そんなときに一応手話通訳の端くれのウメとしてはじゃあ「ただいま、運転間隔の調整を行っております。しばらくお待ちください」という放送(車掌さんだったり自動放送だったり)というのは聞こえない人に伝わらないんだよなぁ…そしてこれを手話にした時にただ日本語のまま//今/運転/間隔/調整/する/待って/下さい/では伝わらないだろうなぁと思うんです。

かといって、理由を知っている場合は補足をするべきか、している時間があるのか、言ってもいないことをやるべきか…通訳として迷う表現だなぁと感じたわけです。「後ろを走る電車が遅れているので混雑が集中しないように運転間隔の調整をしますのでこの電車は数分待ちます」とまで話してくれればいいんですけど、ほとんどは「運転間隔の調整です」だけなので…。

ろう者が音声で情報を得られない「運転間隔の調整」の実態(というはそれが何か)を知らない場合、どこまで通訳をするか、補足をするべきかしないべきか…これは正にケースバイケースだと思うんですけど、ろう者もある程度勉強をしないといけないと思いますし、じゃあ知らないことを責めるわけにもいかない…今回は電車の例ですけど通訳中にこういうことは本当にたくさんあると思います。

文化の違い、というよりはそもそもの持っている情報量・情報手段の差による知識の差。これをどれだけ踏まえるべきか…言語通訳に特化するなら補足はすべきでは無いのでしょうが、現場に出ている人なら「それだけではいけない」というのが分かるかと思います。で、結局どうすればいいのか結論は出ないんですけどね。通訳者自身が「運転間隔の調整」が何かを知らなければそれ以上の通訳はできないわけですし…。

(手話に限りませんけど)通訳って奥が深い。まだまだひびしょうじんです。

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