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2015年2月27日 (金)

京都府障害のある人もない人も共に安心していきいきと暮らしやすい社会づくり条例 を語る 後編

(続き)

具体的な配慮の例です。さぁ、どうでしょうか。

サービス窓口、店舗、病院、事業所などでの配慮
窓口に筆談をするための筆記用具やメモ用紙、筆談ボードなどを用意すること。
・聴覚障害のある人が筆談等を申し出やすいように、窓口に耳マークを設置すること。
・わかりやすい案内サインなど、音声での会話ができない人でも目的の場所が見つけやすく工夫すること。
・呼び出しの音声が聞こえない人に待ってもらう際、どのような方法で順番をしらせるか、あらかじめ説明すること。
→音声が聞こえないため、きちんと案内してもらえるか不安に感じます。
・店のカードや診察券などに、できるだけファックス番号、メールアドレスをのせること。
→電話での問い合わせや申込みができない人には、できる範囲でファックスやメールで対応することが望まれます。
・複数の人で話すときに、できるだけ一人ずつ発言すること。
→1対1では音声での会話ができる人でも、複数の人が一度に話すと聞き取りが非常に難しくなります。
・書類の記入方法について、記入例も含めて文書で大きくわかりやすく表示すること。
→音声での会話ができない人など、書類の記入方法がわかりにくくても質問しづらく、困られる人がいます。
・聴覚障害のある人に商品の金額を伝える際、メモや電卓などで示して伝えること。
・聴覚障害のある人が診察を受ける際、手話通訳者や要約筆記者などの同席を認めること。
・講習会やイベントなどに、必要に応じて手話通訳者や要約筆記者などを配置すること
・聴覚障害のある人の通帳や店のカードなどに「耳マーク」シールを貼り、適切な配慮ができるようにすること。
→聴覚障害のある人は外見上からは障害があるかどうかがわかりにくいため、「声をかけても無視した」などと誤解を受けたり、適切な配慮を受けられないことがあります。
駅や車内での配慮
・電車やバスの発着、遅れ、緊急情報などをアナウンスするだけでなく、張り紙や電光掲示板などで知らせること
→聴覚障害のある人には、駅やホームなどでのアナウンスは聞き取りにくいものです。事故などの緊急時に状況がわからず困っている際には、声をかけたり筆談でお知らせすることが望まれます。
労働者の募集・採用、採用後の配慮
・面接時に就労支援機関の職員等の同席を認めたり、面接を筆談で行うこと
・本人のプライバシーや意向にも十分配慮し、業務指導や各種相談に関する担当者を定めること。
→障害のある人の相談等に適切に対応するため、あらかじめ担当者を定めておくことが望まれます。
・業務指示・連絡に際して、筆談やメール、張り紙などを利用し、きちんと内容を伝えること
・職場での危険箇所や危険の発生等を視覚で確認できるようにすること。
・本人のプライバシーや意向に配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること。
→外見からは聞こえないことなどがわかりにくいため、挨拶をしたのに返事をしないなどと誤解されることがあります。また、一言で聴覚障害と言っても、様々な聞こえ方があります。他の労働者と共に適切に業務を遂行するため、障害の内容や必要な配慮等を知ってもらうことが望まれます。
学校での配慮
わかりやすい板書、教科書の音読箇所の位置の明示などにより視覚的な情報の提供を行うこと
→座席の位置の配慮、使用済みテニスボールの利用等による机・イスの脚のノイズ軽減対策をすることなどにより聞こえにくさに配慮した環境の提供を図ること。
・本人のプライバシーや意向に配慮した上で、他の児童・生徒に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること。
→外見からは聞こえないことなどがわかりにくいため、話しかけたのに返事をしないなどと誤解されることがあります。また、一言で聴覚障害と言っても、様々な聞こえ方があります。他の児童・生徒と共に学校生活を送るため、障害の内容や必要な配慮等を知ってもらうことが望まれます。
住宅の賃貸などでの配慮
・契約時の重要事項などを筆記等により丁寧に説明すること。
・本人のプライバシーや意向に配慮した上で、他の入居者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること。
→外見からは聞こえないことなどがわかりにくいため、挨拶をしたのに返事をしないなどと誤解されることがあります。他の入居者や自治会などの連絡が適切に伝わるよう、障害の内容や必要な配慮等を知ってもらうことが望まれます。

ここもあえて太字にしてみたところがあります。これはあくまで条例に記載されている「例」です。これだけみても、アレっておもいませんか?本当に条例の名前の通り「京都府障害のある人もない人も共に安心していきいきと暮らしやすい社会」ができるでしょうか。

と、厳しめに書いてみましたが、もちろんないよりはあったほうが良い条例ですし、これによって理解が少しでも広まるなら良いことです。ただし、ただの目標で終わらず、そして形だけ整えることだけにとどまらず、最終的にはやはり「人」が気遣いをする、気づくことが大事なんじゃないかと思います。

聴覚障害メインで書きましたが、他の障害についても同じ事が言えるでしょう。自分たちは聴覚障害については知っていますが、他の障害については知らないことがたくさんありますし、配慮が足らない、行き過ぎている部分がきっとあると思うのです。もっと大きく言えば、障害があろうがなかろうが、お互いが共に気持ちよく生活するには、配慮や気遣いが自然にできるようになる。もし、皆がそうなったら、そういう法律や条例は不要になるでしょう。

が、現実はそうはいきません。今回3回に渡って京都府の新条例について書きましたが、どうやって社会の認識を変えていくか、強制力を持たせなければいけないのか、障害当事者ができることは何か…、考えなければいけないことはたくさんありますし、これからも運動として動いていかなければいけないのかな、と思います。

運動のあり方も、きっと変わってくるんだろうな、いや、変わらなきゃいけないんだろうな、と。あ、運動の話は書き出すとまた長くなるので追々(基本的には時々ブログに書いているスタンスなのですが)。

京都府にお住まいの皆様、それ以外の皆様も、まずは条例の中身を知ることから始めましょう。はい。

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