読み取りがまだまだ
先日は久しぶりにやや大きな大会での通訳を担当させてもらいました。大きいと言っても長く通訳をしていたのは十数人が参加する分科会がメインだったのですが、それでも式典の通訳もやりました。
聞き取り通訳の方は、それなりに手応えも感じることができ、見ていた人からも「上手だった」と言ってもらえたりして良かったです。式典は事前原稿もあり、言うこともだいたい決まっているのでそれくらいのクオリティでやらなければいけないんですけどね。
問題は原稿もない、何を話すかわからない(一定のテーマはありましたが)、そしてほとんどの人が初めての人という手話を(記録用に)読み取るもの。記録用とはいえ、後で書き起こしていただく人がいるからには聞きやすい、そして何を言っているかわかる、さらに主語と述語がわかりやすい日本語にしなくてはいけません。
そして普段のスピードの手話で話されるので(当たり前なのですが)どうしても、読み取れない単語が出てきますね。それを止める事無く、ペアを組んでいる人ともフォローし合って、または前後の文脈から読み取る作業、自分の実力はまだまだだなぁと実感しました。
話題的に自分の生活に密着したテーマだったので、その人のことを知らないとなかなか読み取りも難しい…なーんて言い訳をしちゃいますが、そこは頑張らなきゃいけないところですよね。読み漏れも出してしまったり…う~ん、いかんいかん遺憾!遺憾砲発射です!
やっぱり定期的にこういう追い込まれる通訳、というか、「難しいなぁ」と感じる通訳の現場には立ちたいですね(簡単だなぁという通訳現場なんて無いんですけど)。まずはその人の手話自体を見て、理解して、頭の中で日本語に変えて、それを意図を変える事無くちゃんとした文章で声に出す、うん、難しい。
精進します!
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