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2013年1月14日 (月)

手話通訳の訂正の仕方(下)

さて、間違った時の話に戻りましょう。ここで問題の切り分けが一つ入ります。今までは「通訳者が間違える」ことを前提に話していました。実際このケースが多いです。しかし、誰かの言葉を通訳している以上、「話し手が間違える」ということもたくさんあります。これは聞こえる人でもろう者でも同じことです。手話通訳は同時通訳のことが多いですから、話し手が間違えればその間違ったことも通訳します。それを通訳者が勝手になかったことにするのもどうかと思うので(そうやっている人も多いですが)。   
   
その場合は「話し手」次第です。何ごともなかったかのように話し続けるのであればそうするし、訂正するのであれば訂正します。そのときは通訳者が間違えたんじゃなくて話し手が間違えたんだよ~的なサインを出さなければなりません。通訳者も正しい自己防衛はしないといけませんので(勝手になかったことにする先ほどの例は間違った自己防衛)。この技術は教わりませんよね。じゃあどうすればいいか、経験、とか、ケースバイケース、としか言いようがないのですが、指さしを使うことが多いでしょうか。言葉として訂正が入ればそれを話し手の表現として受け止めて通訳をすれば、そう大きな問題はおこらないでしょう。   
   
で、自分が間違ってしまった場合。ウメは昨日つぶやいたように、結構大げさに「(通訳者の)自分が間違えました」というサインを出します。テレビの場合はそれが首振りでそのあと駆け足の手話表現で訂正する…というやり方なのですが、どうもノイズが多い(見ていてうるさい)ようですね。駆け足で進んでいくテレビと講演の通訳・対面通訳とはまた技法が違うとは思いますが、その辺りはまだまだ技術が足りないと感じています。正しく直せていたとしても、あんまりいろいろ間違っているようでは見にくい(醜い)ですもんね。良く「聞き溜めの時間が短い」という指摘を受けるのもその辺りと関わってくるのかなぁと思います。   
   
ただ、単調に「間違った表現(音声)」→「正しい表現(音声)」としてしまうと、それこそ混乱の元。で、どっちなの?ということになりかねません。間違ったものはしっかり訂正する、これが大前提です。リカバリーをどうするか、という技術・知識・経験がものをいうところでしょうか。ここで「これが良い方法です!」と言えないのが心苦しいのですが、まずは「間違えたことに気づく」「絶対にそれを直す」この2つを心がけること、これは手話通訳者(特にベテランさん)にとっては最低条件だなぁとひしひしと思うのであります。通訳者になったばかりの人はその辺りには敏感なのですが、いかんせん技術と経験が足りないのでどうやっていいかわからなくて混乱→止まってしまう、ということがあるんですよね。複数体制であれば相互フォローで上手くやるところでしょう。   
   
通訳を依頼している立場の方も、もし通訳者が間違っていて訂正もしないようであれば、ちゃんと言ってください。訂正が上手くなかった場合も前向きなアドバイスをしていただけると、それが手話通訳者の成長→質の向上につながるんだと思います。「あいつは間違っていた。ダメだ」とあとから言われても意味がありません。通訳者は専門性もありますし、「間違いが許される」わけではないですが、そこはプラスに考えた「歩み寄り」が大事なんだと思います。

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