管理の問題
震災からもうすぐ20日経とうとしています。被災された皆様のご苦労はきっと想像できないくらいのものだと思います。ここで何を言っても慰められるものではありませんが、心からお見舞い申し上げます。
地震や津波の直接の被害もそうですが、地震からずっと問題になっている東京電力の福島第一原子力発電所の問題。最初は「問題は無い」と政府も言っていましたが、報道される数は減っているものの事態は深刻化しているようです。深刻化…というか、予断を許さない状態が続いていると言った方が良いでしょうか。放射性物質が漏れた…セシウム・ヨウ素…聞き慣れない言葉がテレビで飛び交っています。避難指示・屋内退避区域にいる方々への支援も滞っているようですし、福島県では風評被害も多数出ているようです。
原因は「想定外」だったという地震と津波のせいにしている東京電力。社長はめまいで入院したそうな。とにかく病床からでもいいから記者会見で一言でもわびを入れろ、というのは酷でしょうか。それだけの待遇をされてきたはず。ようやく会長がでてきましたね。
原子力発電所が地震に弱いとされる問題、そもそも原発の是非については意見が様々あるかとは思いますのでここでは書きませんが、今回のポイントは原発そのものではなく、それを管理している東京電力の問題だと思います(かといって他の原発が絶対的に安全というわけではないですが…)。以前にも書きましたが、東北電力の女川原発は被災したものの発電を停止し、今では自主的な避難所になっているそう。女川原発のほうが揺れも大きく高い津波が来たにもかかわらず…です。非常用の電源も水のかからないところに置いておくなど、当たり前の対策がされていたそう。
20日経っても、自衛隊や米軍の力を借りても、いっこうに収束の気配を見せない福島第一原子力発電所。ニュースを見ている方も危機感が薄れてしまっています。慌てる必要はないですが、今起きている問題の収束と、落ち着いたら管理体制の検証をしっかりやらないと、ここまで二次被害を大きくした東京電力は信頼を得ることはできませんね。
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