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2009年1月13日 (火)

十八番

仕事中に原稿を作っている時に気になった言葉です。「十八番」。

意味としては「その人のいちばん得意とすること。得意の芸。おはこ」というもので、歌舞伎十八番から来た言葉というのは知られていると思います。

ウメが作っているのはろう者に向けた新聞で、この「十八番」という言葉を使っても良いかどうかふと迷いました。ろう者の間でどのくらい浸透しているのだろうか、意味は通じるのだろうか…と考えた結果、別の言い回しにすることにしました。

これを手話でやる場合、よほど日本語通りにやらない限り/番号(数字)/十八/なんて表現はしませんよね。/一番/得意/とかいう表現になるかと思いますが、紙面上では日本語なので、少しでも気になった言葉は使わないようにして、わかりやすい単語を選ぶように心がけています。

ろう者のみなさんは「十八番」って聞いてすぐどんなことか想像できますか?考えてみたらかなり失礼な質問だとは思いますが、作っている立場からしたら、こういう表現はどうだろう?この文章で通じるだろうか?って一番聞きたいところです。全て言い換えれば良いというものではありませんが、言葉の浸透度、日本語と手話の関連性(頭の中で翻訳できるかどうか)、日本語の情報として大切かどうか、知識は薄いですが、自分なりに考えて日々キーボードを叩いております。

逆に自分が通訳者の立場で、ろう者の話を読み取るときは、こういう「十八番」というような単語がすっと出てくるとスマートな通訳に聞こえるんですよね。それが翻訳の技術。

うーん、難しいけど、やっぱりやりがいがありますな。

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