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2008年9月 4日 (木)

<少年D>~第一章(2)~

~第一章「誕生と幼少期」(2)~

母は、呼んでも振り向かないDに対して違和感を持ち始めたのだった。

母:「そう言えば、発音もまだできていないわ・・・」
父:「いっぺん病院に見てもらうか」
母:「そうね。見てもらうに越したことはないし」

 母はDを連れて診療所に向かった。住んでる町でたった一つの診療所。その診療所には、変人だが天才だと評判のヘッテ先生がいた。本当は児島先生なのだが、何故か住民からはヘッテ先生と呼んでいたのである。変人のへと天才のてを組み合わせただけのヘッテということだから、ヘッテ先生も気に入っていたようだった。

母:「実は、Dにいくら呼びかけても振り向かないんです・・・。発音ももどかしいようですし」
ヘッテ先生:「振り向かない?ふむぅ。簡単な検査だけでもしてみましょうか」
ヘッテ先生:「お子さんは耳が聞こえにくいかも知れませんね・・・。まぁ精密検査を受けてみないと何とも言えませんが。大学付属病院への紹介状を書きますんで、大学付属病院で精密検査を受けてきてください」
母:「え?耳が聞こえにくい・・・?」
ヘッテ先生:「断言は出来ませんが、そう見ています」

 こうして母はヘッテ先生から紹介状を渡された。紹介状を握り締めては、もし耳が聞こえないとしたらどうなってしまうのだろうという思いが駆け巡っていたようだった。

~続く~

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