2回繰り返す
ろう者の会話のなかでよく見られる光景、というか、手話での話し方で特徴的なものは、大事なことを2回繰り返して言うということですね。大事なことに限らず、話の掛け合いに応じて単語などが繰り返されることが多いですよね。音声言語では、よっぽど強調したり、話の中で聞き返されたりしない限りは繰り返すことはありません。逆に繰り返すとくどく感じます。それが手話になるとくどく感じないのはやはり言葉が違うということですね。
音声言語を聞き取って通訳する場合、こういった2回繰り返したりする手話独特の話し方ができなくなりますよね。どんなにうまい手話通訳だったとしても、音声言語の通訳である限りは独特のリズムが再現するのは非常に難しいですよね。逆にそこまで出来たら完璧な通訳だと思いますが・・・。
2回繰り返すだけではなく、日本語では表現できない手話のリズム・話し方・特徴、その辺りを私たち手話学習者はどのようにして学ぶか、というのが大事だと思います。手話の単語を一つ一つ覚えることはそんなに重要じゃないのかな、ろう者をみてその話し方を身につける、まねする、やってみる、というのが良いんじゃないかなぁと思うわけです。親がろう者のコーダはその辺りが自然に身についているので、そんじょそこらの手話学習者が真似できない「うまさ」を持っているんじゃないかと思うわけです。
ウメも単語1つ1つではなく、その辺の自然さを身につけられるために、いやそんな深いところまで考えずにろう者としゃべってきたつもりです。そのせいか、手の形や新しい単語に弱くなってしまいましたが、それは・・・なんとかします。
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